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メーカーの出力保証の実証は本当に難しいです。

どれくらい難しいかを知って頂ければと思い、今回はブログに取り上げさせていただきました。

 

お客様からよく聞かれます、『モジュールの出力保証』

購入時には目にする言葉ですよね。

 

保険のようなものですが、実はこのルールを適用したい時に、実際の現場での実証は行う側からすると大変なんです。

 

 

【 決められたパーセンテージを下回ったら交換対象 】

 

数字で合否を判定してすごく分かりやすいルールなんですけど、計測時の縛りが半端ないです。

温度や照度の規定は、現場の気象条件のもとではクリア出来ないです。

では、何をもって実証するかです。

 

 

 

これは実際に弊社、株式会社アースコムの管理する九州の発電所であった話です。
 

定期メンテナンスの際に弊社ではモジュール検査機器「ソコデス」と言うパルス印加式テスターを使用しています。

 

このテスターはPVストリングにパルス信号を印加し、反射応答波形を解析して障害位置の有無とその位置、及び抵抗値を推定します。

 

バイパスダイオード使用時も、AC特性を生かし、バイパスダイオードを通らずに通常の発電経路を伝搬して高抵抗となっている箇所を見つけます。

 

 

この検査機器を使用して異常を検知し、メーカーに問い合わせた際の話です。

 

分譲太陽光のメンテナンスを行っていた際になんと同一区画内で3枚のモジュール異常を確認。

 

モジュールのチェック作業の後、再度同じ個所をチェックし継続して異常が検知された為、製造メーカーに保証を含めた対応を求めましたが

 

現在、何パーセントの出力が低下しているか分からなければ保証交換対応にはならないとの見解です。

 

ではどのようにしたら良いのかと教えて頂き、

「専門の検査機関に検査データを出してもらえれば交換できる」

と言われましたので、早速教えていただいた検査機関と連絡をとると、

「モジュール3枚の検査で20万円」だそうです。
 
 

それに、送料と工賃とモジュールを外している間の売電を考え、しかも検査機関が出したデータが問題ないとの見解がでればコストばかりかさみますし、

異常が出たモジュールも今現在、発電が出来ていないわけではないのです。

 

 

なんの為の保証なんでしょうか。

完全に発電が止まるまで待つしかないんでしょうか。

 

 

お客様に現状の報告を致しましたが

『なんの為の保証なの。御社で交換してくれないの。』

とのお言葉を頂きました。

 

本当に困りました。

 

アースコムではメンテナンス時、サーモグラフィーも使用しますので、
切り口を替えて<熱損失>の話で再度メーカーに交渉。

 

モジュール裏のバイパスダイオードの発熱による動作確認を行って

もう一度メーカーに電話しましたが、やっぱり実証データを出してほしいとの事で対応保留です。

 

このままではお客様に申し訳ないので、それからすぐ宿にもどりメンテナンスで九州にいる間に決着をつけようと現地で緊急ミーティングです。

そしてその時作成した使用の一部が下記になります。

 
 

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ブログ1

 
【検査機器ソコデス ディスプレイ画面になります】

測定時にストリングの回路抵抗が大きく跳ね上がり(1000Ω以上)、ストリング中に異常モジュールがある可能性が高くクラスター断線等の可能性が伺える。

 

 

ブログ2

 
【サーモグラフィーによる熱検知画面になります】
モジュール端子箱(バイパスダイオード)の稼働をサーモグラフィーにより確認、

モジュールの解放電圧事態は正常値を示しておりますがバイパスダイオードが現在、正常に働いている為と考えられます。

 

 

ブログ3

【モジュールの1/3に対して発熱が見られます】

サーモグラフィーによりモジュールの1/3(クラスター)の過熱を確認。

モジュール内部の断線により、エネルギーを電気として送ることが出来ず熱として放出されている疑いが高いです。

 

 

上記の検証から、モジュール内の3つあるクラスターの内、1つのクラスターが断線している。

完成当初の確認ではこのような現象は確認が出来ず、経年劣化と考えられます。

 

メーカー保証の値から見ますと33%超の発電低下が起きている為、モジュールの交換の請求が

可能だと弊社、アースコムの技術スタッフより見解が出ております。

 
 

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ここまでして、ようやく無償での交換をメーカーが了承してくれました。

 

他社のメンテナンス会社に聞いた所、メーカーの見解をお客様に伝えて、後はお客様判断とのことです。

 

メンテナンス契約書にも何かあったらメーカーに確認、費用がかかる事はお客様に判断とは書いてあるとの事ですけど・・・

 

 

これはメンテナンス会社と販売からメンテナンスまでを一貫して行う会社の違いですかね。

私は、アースコムで良かったと思います。

 

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