2月も中旬に入り年度末に向けて個人・法人様、非常にバタバタしている時期かと思います。
弊社の太陽光発電所のお問い合わせのお客様も生産性投資向上投資減税を活用し、今年度、最後の
100%償却を希望されご対応させて頂いております。
最後の100%償却年度の駆け込み需要ということで、お客様のニーズに応える為に弊社も経産省、電力会社、その他各関係者との連系が非常にタイトなスケジュールで進んでおります。
そこで、お客様からよくあるご質問ですが「途中で転売できるの?」という質問にお応えいたします。
「入口より出口」
鍵はメンテナンス保守管理と売電実績や事故履歴の保管です。
これからは転売がマーケット化されて行きますので万が一の現金化を検討されるお客様や、弊社のお客様でも中古発電所を希望されている方も少なくはありません。
先日、グリーン投資減税を使用し2年経ち、他社でご購入されたお客様から発電所を売却したいとのことでお問い合わせがありました。
そこで弊社がメンテナンス履歴を確認したところ、メンテナンスを受けていないとの事でデータによる判断基準がない。
ご紹介させて頂いたお客様は「2年間の売電実績だけでは判断出来ない、どのようなメンテナンス管理をしたのかが知りたい」とのことで成立しませんでした。
このように流動性が高い物件の特徴は発電量・利回りも大事ですが、2年間の運用履歴次第で発電所の価値が上がります。
弊社のメンテナンス運用管理は、24時間遠隔監視システムにて発電所の売上・発電量・日射量・予想発電量との比較のレポートを日報・週報・月報・年報にてお客様にメールで送信し、異常時のアラートの駆付けを48時間以内に一次駆付けを行っております。
更に定期メンテナンス報告書・事故や駆付けの報告書など様々な履歴を保管しております。
不動産中古市場、中古車市場は確立されており同じく過去の履歴が問われます。
太陽光発電中古市場は未開拓市場ですが資産価値が高いか低いかは同じく過去の運用履歴が非常に鍵になってくるのではないでしょうか。
今後もより出口戦略を考えたサービスを取り組みたいと思います。
下記、弊社社員が先日の職人革命会(O&M)に行った際の報告書です。
詳細は、後日改めてブログであげさせて頂きますが、簡単にご案内いたします。
モジュールの発電量がメーカーの保証値を下回っているかを現場で実証するのには無理があります。
何故ならば、メーカーの基準を満たすためには既定の検査機関に持ち込み、検査を受けなければ実証は難しいです。
例えば1枚のモジュールの1年間の売電は1万円くらいを想定した場合、効率10%ダウンで交換対象と考えると
モジュール一枚では年間で1000円の損をしている事になります。
この1000円分の損を実証する為には、メーカーに交換を認めさせる為のコストが発生するので20年間で2万円と考えた場合。
メーカーに認めさせるコストの方がかかるので、メンテナンスの重要ポイントとして経過観測を行いながら、明らかな発電低下がみられた時点で対応したほうがお客様のメリットも高い事が判りました。