2023.12.04

太陽光発電投資にはメンテナンスが必須!内容や費用など徹底解説

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。

 

太陽光発電投資において、安定した電力を供給するためにはメンテナンスが必須です。

メンテナンスは業者に頼む場合と、自分自身で行う場合がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

今回は太陽光発電投資のメンテナンスについて、項目内容や費用目安、メンテナンスの方法、メンテナンスをしなかった場合のリスクなどをお話させていただきます。

作業着の男性

 

 

太陽光発電投資のメンテナンスが必須な理由、項目や費用目安は?

太陽光発電投資において2017年施行の改正FIT法で「メンテナンスの義務化」が定められ、資源エネルギー庁では4年に1回の点検を推奨しています。

長く安全にシステムを活用させるためにも、定期的なメンテナンスは必須です!

 

太陽光発電投資のメンテナンスは、いくつかの種類に分けられます。

数種類あると聞くと複雑に感じられるかもしれませんが、言ってみれば自動車の点検と同じようなイメージです。

 

自動車を保有して公道を走るためには、しかるべき時期に車両点検(車検)を受けますよね。

車検以外の時期に、任意の定期点検を受けられる方もいらっしゃるでしょう。

車の汚れが気になれば洗車や車内の清掃などを行い、ライトが切れていれば交換するはずです。

 

太陽光発電でも同じように定期点検を行って正常に作動するかを確認し、定期的にパネルを洗浄したり、野立ての場合は雑草対策を行ったりします。

 

メンテナンスの重要性については次のブロックで詳しくご紹介しますが、維持していくうえで欠かせないものなのです。

 

以下は、太陽光発電投資に必要なメンテナンス項目と費用の目安です。

  • 定期点検…2万円/回(4年に1回の点検を推奨)
  • スポット点検(任意の点検)…7~10万(目視点検)、約15万(電気点検)
  • パネル洗浄…基本料金(5万円前後。300~1,000円/枚が相場)
  • 除草作業(年に2~3回目安)…5~8万円程度。除草シート:674円~/㎡、除草剤:50円~/㎡、業者依頼(草刈り機で除草):200円~/㎡

 

パネルについた砂や鳥のフンなどの汚れは雨では落ちません。

そのため、専用の薬剤で洗浄を行う必要があります。

 

除草作業については、方法によって金額が大きく変わります。

除草シートや除草剤は除草を行う間隔を空けるのに有効ですが、永久的に除草効果が続くわけではなく、シートの劣化や薬剤の効果が切れたタイミングで再施工する必要があります。

 

メンテナンスを怠ると、太陽光発電投資にどんなリスクが?

太陽光発電投資のメンテナンスを怠ることで生じるリスクは、主に4つあります。

 

①発電量の低下

特に、パネルが砂や鳥のフンなどで汚れてしまうと太陽の光がパネルの内部に届きづらくなり、十分に発電が行えません。

野立ての場合、パネル周りの雑草が伸びてしまってパネルを覆ってしまうことでも発電量の低下が起こります。

 

②故障のリスク

パネルが汚れ、パネル内で電気抵抗が長時間起きると、ホットスポットと呼ばれる状態になります。

これにより、発電量が低下したり、パネルの故障を引き起こしたりします。

パネル以外にも、パワーコンディショナーの故障なども起こり得るため、定期的な点検が欠かせません。

 

③破損への対応遅れ、盗難の危険性

汚れや故障のほか、事故による破損や盗難の危険性もあります。

メンテナンスを定期的に行っていないと、不測の事態に対応するのが遅くなってしまい、大きな損害につながりかねません。

 

④FIT認定の取り消しのリスク

2017年の改正FIT法には定期点検の義務が盛り込まれました。

認定が取り消されると、最悪の場合、売電が出来なくなってしまいます。

ちなみに定期点検の対象は、法改正前に設置された太陽光発電システムも含まれます。

 

太陽光発電投資は、長い年月にわたって電力を生み出してくれる資産です。

 

ソーラーパネルはとても丈夫で長く持ち続けられるものですが、そのためには定期的な点検や日頃のメンテナンスは欠かせないのです。

 

 

太陽光発電投資のメンテナンスはどう行う?各方法のメリット・デメリット

工事ヘルメットを着用した男性

太陽光発電投資の点検・メンテナンスについて、自動車と同じようなものというお話をしました。

 

これはメンテナンスを行う方法についても言えることで、自動車のメンテナンスもカーディーラーや販売先とは異なる車屋さん、整備工場などにお願いすることもあれば、自分で行う方もいますよね。

太陽光発電のメンテナンスも販売・施工業者が行ったり、メンテナンス専門業者、自力で行うなどの方法があります。

 

どの方法を選ぶかの目安として、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しますね!

 

販売・施工業者が行う場合

太陽光発電パネルの販売・施工業者が、販売時にメンテナンスも紐付けするケースです。

50kW以上の高圧発電の場合、8割がこの方法でメンテナンスを行っていると言われています。

ちなみに、私たちアースコムも安心のメンテナンスパッケージをご用意しております!

 

<メリット>

  • 製品についての知識が深い
  • 新たにメンテナンス業者を探したり、契約したりする手間が省ける
  • 製品の不具合の場合、保証期間内であれば手続きを行ってくれる可能性が高い

 

<デメリット>

  • 販売や施工が専門なので、緊急の場合に対応が若干遅れる可能性がある

 

メンテナンス専門業者が行う場合

太陽光発電パネルのメンテナンスを専門に行う業者に別途依頼するケースです。

 

<メリット>

  • 専門業者なので対応可能時間が長い
  • 専門的な知識がある
  • 別々に契約した物件を複数所有している場合も、管理を一括で行うことができる

 

<デメリット>

  • メンテナンス会社を選ぶ手間がかかる

 

自力で行う場合

自力(自社)でメンテナンスを行うケースです。

 

<メリット>

  • 費用を最小限に抑えることができる

 

<デメリット>

  • 専門的な知識があまりない場合、早期に不具合を見つけたりすることや、故障に対応したりするのが難しい
  • メンテナンスの抜けが生じる可能性がある
  • 時間と手間がかかる

 

 

太陽光発電投資ではメンテナンスは不可欠!

太陽光発電投資で安定した電力を供給するためにメンテナンスや点検は欠かせません。

 

メンテナンスには定期点検や除草作業、パネルの清掃などがあります。

メンテナンスを怠ると発電量が下がってしまうばかりか、最悪の場合はFITの認定取り消しもあり得ます。

 

メンテナンスの方法で多いのは、販売時にメンテナンスもセットで契約するケースです。

他に、メンテナンス専門業者に依頼する方法もあります。

自力で行うこともできますが、デメリットも多いため注意が必要です。

 

太陽光発電投資は、長期間にわたって電力を供給してくれる資産。

適切なメンテナンスで良い状態を保ち、長く安全に活用したいですね!

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この記事を書いた人

堀口優人 マーケティング部

広報担当として、太陽光発電所の物件情報、節税や償却などの専門知識を発信。より良いサービスを提供できるよう市場調査にも注力している。

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