2024.09.30

盗難増加により保険適応外に!?新商品「サンキーパー」で保険継続を

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いつも当コラムをお読みいただき、ありがとうございます。

株式会社アースコム、取締役副社長の丸林です。

 

近年、太陽光発電システムの盗難被害が急増し、保険適応外となるケースが増えています。

 

太陽光発電システムは高価で、特定の部品が盗難の対象になりやすいため、多くの設置業者や所有者にとって大きなリスクとなっています。このため、保険会社は対応策として保険適応外にする事例が増加しています。

 

こうした盗難被害から太陽光発電システムを守るために、アースコムではケーブル防犯対策商品「サンキーパー」を独自開発しました。今回は盗難保険の現状と問題とあわせて、「サンキーパー」について解説いたします。

 

 

 

 

太陽光発電システムの盗難現状とその影響

太陽光発電システムの盗難は近年増加傾向にあり、これによりシステム運営者に多大な被害がもたらされています。そのため、盗難防止対策が一層重要となっています。

太陽光パネルや銅線ケーブルは盗難のターゲットになりやすく、これによる損害額は甚大です。盗難被害によって発電量が減少し、売電収入の停止も招くため、経済的ダメージが大きくなります。

 

盗難被害の現状

TVなどで度々報道されるように、ケーブル盗難被害は年々増加しています。2024年の1~6月だけでも、全国のケーブル盗難被害は4,161件も発生しています。

 

特に茨城、栃木、群馬、千葉など関東地方を中心に被害が集中しています。茨城県内の被害総額は2億7,000万円にものぼります。

太陽光発電施設でのケーブル盗難被害の場合、損害額は一回当たり約70万~120万円となり、オーナー様の重いご負担となっています。

 

盗難被害に遭った際の影響

太陽光発電システムの盗難は、設置者に大きな経済的損失をもたらします。特に高価な部品が盗まれることで、修理や再設置には多額の費用がかかり、設置者の経済的な負担が増加します。

 

太陽光発電施設でのケーブル盗難被害の場合、損害額は一回当たり約70万~120万円となり、オーナー様の重いご負担となっています。

 

上記のような経済的損害に加えて、修理が完了するまでの間、発電システムは停止し、その間の電力供給が途絶えることになります。

また、頻繁するケーブル盗難により保険会社がリスクを高く評価し、保険料が上昇することがあります。これにより、発電事業者にとって経済的負担が一層重くなります。

 

 

太陽光発電のための盗難保険

太陽光発電システムに投資をする際には、その保護手段として盗難保険の利用が重要です。盗難保険は、万が一の被害時に経済的な負担を軽減するために役立ちます。しかし、盗難保険にはいくつかの種類があり、それぞれカバー範囲や保険料が異なります。

 

盗難保険のカバー範囲と確認点

太陽光発電システムの盗難保険を選択する際には、まずカバー範囲と条件をしっかり確認することが重要です。

 

例えば、ある保険では盗難だけでなく、自然災害や火災による損害もカバーしている一方、別の保険では盗難のみが対象となっています。また、保証金額や免責金額にも差があるため、自分の設備に最適な保険を選ぶことが肝心です。

 

加えて、保険料の相場を把握し、コストパフォーマンスを考慮して保険を選ぶことも大切です。一般的に盗難保険料は設備の価値や所在地、リスク評価に基づいて設定されますが、最新の太陽光発電システムの価格や修理費用の変動も影響します。保険料の額だけでなく、補償内容や追加オプションの有無も確認し、最終的には総合的に最適なプランを選択することが理想的です。

 

盗難保険の現状

太陽光発電を運営する事業者にとってさらに追い打ちをかけるように、昨今は多くの保険会社で契約更新時に保険料や免責金額の増額、最悪の場合「盗難被害に対しては補償対象外」というケースが増えています。その理由として大きく3つございます。

 

  1. 盗難被害の増加
  2. 保険会社側の支払額の肥大化
  3. 事業者側の防犯対策の甘さ

 

2024年度8月の保険改定により、昨年までは保険範囲内であったが、8月以降の更新時の際に保険適応外になっていたというケースが現在相次いでいます。盗難被害の増加により保険会社側の支払い過多が発生している為、保険会社でもカバーしきれなくなっているのが現状です。自身が加入している保険が更新のタイミングでも盗難保険の対象内なのか、今一度確認が必要です。

 

 

新商品「サンキーパー」で保険継続!?

先ほどもお伝えしたように盗難は保険対象外になっているケースが増加しています。

このような現状を改善する為に当社で独自開発したのがケーブル盗難保護装置「サンキーパー」になります。

 

「サンキーパー」の特徴

サンキーパーの最大の特徴として「設備の大きさ」と「素材」です。

 

大きさに関してはケーブル線が設置されている一号柱のケーブル露出部分をすべて覆える大きさであり、高さは3メートル以上となります。見ただけでも、防犯効果があり、窃盗団は「サンキーパー」のある太陽光発電施設を避けるようになります。
どこにケーブルがあるのか分からず、金属カバーを破壊するのに相当な時間がかかることが一目で分かるため視覚的対策効果は抜群です。

 

素材に関しては「スーパーダイマ」という特殊合金を使用しており、通常の金属の約30倍の耐久性を持ち、過酷な環境下でも長期間にわたり堅牢な守りを維持します。
また、発電所ごとの仕様に応じて形状を柔軟に変えることも可能です。

さらに、金属パーツを重ね合わせることで、強度を高めています。パーツ同士は特殊なリベット構造で接続されており、外部からの取り外しが非常に困難です。

 

スーパーダイマについては下記コラムで詳しく解説しています!

太陽光発電所の安全を守る!スーパーダイマの特徴と導入事例を解説

 

「サンキーパー」導入で、保険補償の継続

現在、盗難は保険対象外となっていますが、「サンキーパー」を導入されると、現在加入している保険の補償内容が継続する可能性が大きくなります。

 

無対策の場合と比較すると下記のような違いがございます。

  • 保険料の値上がりを抑制
  • 保険の補償内容が継続できる可能性 大
  • 免責金額が据え置きになるケース

 

通常、盗難被害に遭った場合、保険会社様の基準で、免責70~100万円(オーナー様のご負担)ですが、「サンキーパー」を導入することにより免責金額を据え置きにすることが出来ます。

また、「サンキーパー」設置後10年間、万が一壊され盗難にあった場合、製品代金を全額返金する当社補償制度も充実しています。

 

 

太陽光発電設備の盗難防止と保険対策の重要性

太陽光発電設備の盗難防止と保険対策の重要性は、近年の盗難増加に伴いますます強調されるようになりました。

盗難の増加は発電量の低下による売電収益の減収だけでなく、保険料の増加による経済的損害が増加しています。

 

そのような状況に追い打ちをかける様に保険改定により盗難保険の適応範囲外になるケースが増えてきています。

今一度、ご自身の保険内容を見直し今後の対策を考えていかなければなりません。

 

アースコムでは、このような現状を改善する為に設置による保険適応可能なケーブル盗難対策商品「サンキーパー」を開発しました。

盗難効果だけでなく保険適応の面でも継続的に皆様の太陽光発電設備を守ることが出来ます。

 

「サンキーパー」についてご興味のあるかたはお気軽にお問合せください。

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この記事を書いた人

丸林綾子(取締役 副社長)

2008年にアースコム創業して以来、「営業」「マーケティング」「土地調達」「開発」「メンテナンス」など、太陽光発電に関連するあらゆる業務を16年にわたり統括してきました。

現在は、太陽光発電事業だけでなく、「FIT-EASY」や「ミルクドドレイク」といった新規事業の責任者としても活動。これらの事業を成功に導く中心的役割を果たしています。

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