2023.12.04

太陽光発電投資の利回りとは?平均や計算方法も解説!

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。

 

太陽光発電投資の物件紹介などを見ていると「高利回り」や「予想利回り」という文字が書かれているのをご覧になったことはありませんか?

 

「高利回り」と聞けば、なんとなく儲かるんだろうなぁ…というイメージはわきますね。

ただし「利回り」とはどんな条件なのか、細かい部分まで把握できていないという方もいらっしゃると思います。

 

今回は太陽光発電投資で大切な「利回り」について、利回りの定義や計算方法などをお話していきますね。

青空と太陽光発電

 

 

太陽光発電投資における2種類の利回りとは

利回りには「表面利回り(想定投資表面利回り)」と「実質利回り」の2種類があります。

 

それぞれの計算方法は以下のようになります。

◆表面利回り=年間売電収入÷初期投資費用×100

◆実質利回り=(年間売電収入-年間支出)÷初期投資費用×100

 

表面利回りには「年間支出」が計算に入っていないことがわかります。

年間支出というのは、太陽光発電にかかるメンテナンス代などのランニングコストのことです。

実際には絶対にかかっていくものですから、利回りを考えるうえでは必要な条件と言えるでしょう。

 

また、利回りの計算で注意したいのが「初期投資費用」です。

費用内容は物件によって異なるため、よくよく注意書きを見てみると、実際には費用がかかるものであっても計算には含まれていないというケースも存在します。

 

利回りに魅力的な数字が並んでいると目を引きやすいため「あえて大胆な数字を表に出している可能性もある」ということは頭に入れておきたいですね。

 

 

表面利回りと実質利回りの差は?太陽光発電投資の利回りの計算方法

太陽光発電の利回りの平均は、中古の物件では約10%前後と言われています。現在新規の物件になると利回りは8%前後になっています。

中古の物件を想定して計算すると

これは1,000万円の投資をすると、100万円の儲けが出る計算です。

 

太陽光発電投資では「最初の10年で元を取る」といった考え方があります。

利回り10%、つまり毎年100万円をコンスタントに儲けとして出せれば、10年間で投資金額は回収できることになります。

 

売電価格は年々下がっているため、昔始めた人とは条件が違うのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、売電価格の下落以上に初期投資費用も下がっています。

そのため、投資を始めた年の違いで利回りが大きく異なるという心配は不要です。

 

具体例を挙げて、実際に「表面利回り」と「実質利回り」の違いを見てみましょう。

  • 土地代:740,000円
  • 連系負担金:780,000円(税抜)
  • システム価格:13,000,000円(税抜)
  • 売電価格:14円/kWh(税抜)
  • 年間想定発電量:99,576kWh

 

年間売電収入は、14×99,576=1,394,064円

初期投資費用は、740,000+780,000+13,000,000=14,520,000円

 

◆表面利回り

年間売電収入÷初期投資費用×100

=1,394,064÷14,520,000×100=9.60%

 

◆実質利回り

年間支出はメンテナンス代に40万円かかったものとして計算します。

(年間売電収入-年間支出)÷初期投資費用×100

=(1,394,064-400,000)÷14,520,000×100=約6.85%

 

実際には節税効果や借入金の利息などでさらに数値は変わりますが、表面利回りと実質利回りには差があることがわかりますよね。

 

太陽光発電投資において、ランニングコストの金額は一律ではないことや、突発的な事故や災害などで費用がかさむこともあるため、実質利回りを示すのは難しいです。

 

また、モジュール(パネル)は経年劣化します。

発電効率は年々減少していくと考えられており、一般社団法人太陽光発電協会はモジュールの劣化率を0.27%/年で想定しています。

モジュールの劣化も計算に反映させることで、さらに実質利回りを実際に近い値にすることができるでしょう。

 

太陽光電投資の利回り以外のチェックポイントは?

青空とポイント

太陽光発電投資を検討するときには、利回り以外にもチェックすべきポイントがあります。

 

初期費用

初期費用に何がどこまで入っているか、いくらかかるのかを確認しましょう。

土地の造成費用や、土地を購入する場合の仲介手数料や事務処理手数料、申請代行費用など、設備費用以外にもかかる費用はたくさんあります。

 

ランニングコスト

定期点検代やメンテナンス代、保険代など、運用にかかるランニングコストについても確認が必要です。

メンテナンスについては「太陽光発電投資にはメンテナンスが必須!内容や費用など徹底解説」でもご紹介していますので、参考にご覧ください。

 

他の投資商品との比較検討

投資にはさまざまな商品があり、太陽光発電投資はあくまでも選択肢の一つです。

太陽光発電投資は高利回りと言われていますが、メリット・デメリットもあります。

投資なので、どんな商品にもメリット・デメリットはありますが、それぞれを比較・検討することも大切です。

 

信頼できる業者選び

太陽光発電の業者とは、最低でも20年はお付き合いが続きます。

途中で倒産したら…という不安もあるでしょう。

経営状況や販売実績などを参考に、安心して任せられる業者選びをしたいですね。

 

福島の太陽光発電投資なら販売実績6,000件以上のアースコムにぜひご相談ください!

 

 

太陽光発電投資の「利回り」は「実質利回り」も高い!

太陽光発電投資を検討するにあたり、気になる「利回り」。

利回りには表面利回りと実質利回りの2種類があります。

 

表面利回りはあくまでも購入前のシミュレーションのような役目があり、ランニングコストが考慮されていません。

そのため実際の収益を考える際には、ランニングコストや返済利息、劣化率などを考慮した実質利回りを計算する必要があります。

 

表面利回りに比べると実質利回りはガクッと数値が落ちたようなイメージを持たれるかもしれませんが、投資商品としては太陽光発電投資は高利回りで比較的安定した収益を上げられるため、メリットの大きい商品だと言えるでしょう。

 

初期投資費用も年々下がっており、そのうえ太陽光パネルの性能は年々上がっているので、投資として利益を確保するには大いに魅力的といえます。

 

ぜひ利回りを具体的に予想して、検討してみてくださいね!

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この記事を書いた人

堀口優人マーケティング部

広報担当として、太陽光発電所の物件情報、節税や償却などの専門知識を発信。より良いサービスを提供できるよう市場調査にも注力 している。

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