2022.03.22
コインパーキング投資のメリットやリスク、成功させるポイントとは
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの石井です。
駐車場経営には「コインパーキング経営」と「月極(つきぎめ)駐車場経営」があります。
コインパーキングは街中でもよく見かけるということもあり、「コインパーキング経営への投資は儲かるのか?」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、コインパーキング経営への投資について解説。
メリットやリスク、成功させるためのポイントについてもご紹介します。
目次
コインパーキング投資とは?メリットとリスクを解説!
駐車場経営への投資には、「コインパーキング経営」「月極(つきぎめ)駐車場経営」の2種類があります。
コインパーキングは時間単位での契約で、出庫のたびに精算をします。
コインパーキング経営では、駐車時間の計算につかうためのロック板、精算に使うための自動精算機の設置が必要になります。
月極駐車場経営は、月単位での契約で、月に一度契約料が支払われます。
月極駐車場経営への投資については「駐車場経営への投資のメリットデメリット、成功のポイントを紹介!」をご覧ください。
コインパーキング経営への投資の仕組みは?
コインパーキング経営の方法は以下の3種類です。
- 管理委託:管理業務を委託し、コインパーキングの利用料を収益とする
- 土地賃貸:コインパーキング経営は完全委託し、毎月一定で土地の賃料を得る
- 自己経営:機器の設置から駐車場管理業務までをすべて自分で行う
管理委託、自己経営の2つは収益が利用者数に左右されますが、土地賃貸の場合は土地を貸しているだけなので、利用者数にかかわらず毎月一定の土地の賃料が入ってきます。
コインパーキング投資のメリットは?リスクはある?
コインパーキング経営への投資のメリットは以下のようなものがあります。
- アパートやマンション経営などに比べると初期費用が抑えられる
- 狭小地、変形地でも経営できる
- 事業開始までに時間がかからず、事業撤退もスムーズに行える
設置するのはロック板や精算機だけなので初期費用は100万円ほどであり、設備が少ないので早ければ1週間ほどで事業が始められます。
もし、コインパーキング経営がうまくいかなかったときや、別の土地活用がしたくなったときにも撤退がスムーズに行えるので、土地活用の方法が見つからないときの「つなぎ」の事業にも最適です。
他に、自己経営や管理委託の場合は利用者が多ければ多いほど収益が上がることや、土地賃貸の場合は毎月一定の不労所得が得られること、管理の手間が無いこともメリットでしょう。
逆に、コインパーキング経営への投資はリスクもあるので、参入の際には併せて検討が必要です。
コインパーキング経営への投資のリスクは4つ。
①税金が高い
住宅用地の場合、土地の上に建物があれば税の軽減措置が適用になり、固定資産税・都市計画税が軽減されます。
コインパーキングの場合は機械等があっても「更地」という扱いなので、税金が安くならず、特に地価が高い地域では税負担が高額になるおそれがあります。
②ランニングコストがかかる
上記でお話した税金のほか、設備のメンテナンス費用や照明代、電気代、設備修理費、駐車場の補修費、管理を委託している場合は管理委託費用などがかかります。
③条件が良い土地を見つけるのが難しい
条件が良い場所はすでに残っていないと考えましょう。
利用者が多く、かつ、取得価格が抑えられる土地を探すのは非常に難しいです。
そのため、立地の良さを考えて土地を購入すると初期費用が高額になってしまい、資金回収までに時間がかかってしまいます。
④パーキング内のトラブル対応
コインパーキング内で盗難や事故が発生すると、基本的には当事者責任が問われますが、場合によっては管理者の責任となることも。
防犯対策をし、事故が起きにくい構造にするといった工夫も必要です。
コインパーキング投資は儲かる?
コインパーキング投資は儲かるのかについてお答えすると「ケースバイケース」でしょう。
収入の目安としては、駐車場3台分、稼働率30%(24時間のうち8時間駐車している)で計算した場合、以下のようになります。
- 都市部(駐車料金1時間600円):8時間×600円×3台×365日=5,256,000円
- 地方都市(駐車料金1時間300円):8時間×300円×3台×365日=2,628,000円
ここから固定資産税や管理費用などを差し引いた分が収入の目安となります。
コインパーキング投資の実質利回りの平均は4%程度と言われていますが、土地が所有地であるかや、利用者数、立地などによって大きく違いが出ます。
コインパーキング投資を成功させるためのポイントとは
コインパーキング投資を成功させるためのポイントは「立地」です。
コインパーキングはいかに駐車場の稼働率を上げるかにかかっています。
まずは利用者が多く見込まれる、駅近くや商店街など駐車場が少ないところや、駐車場がない店舗の近く、観光地周辺、これから開発が始まる地域などを選ぶ必要があります。
コインパーキングは24時間利用できるので、駐車場利用者が少ない時間帯には利用料金を下げるといった時間帯別の料金設定もしましょう。
「〇時間以上は最大□円」といった形で、料金の上限を設定するのも分かりやすくおすすめ。
利用者の動向に合わせた時間設定も必要です。
コインパーキング激戦地では数百円の差が利用を左右するので、近隣のコインパーキング動向もしっかりチェックし、価格設定を行いましょう。
とは言え、立地が良い場所はすでに激戦地で、土地代も高額である可能性が高いです。
参入をお考えの際は、初期投資費用に見合う収益が出るかを十分にご検討を。
コインパーキング経営への投資が儲かるかはケースバイケース
コインパーキング経営は、狭い土地や変形地でも少額から活用しやすい事業です。
経営は自分ですべてすることもできますが、管理を委託したり、土地だけを貸して地代を得たりする方法もあります。
税金の軽減措置が適用されない、条件の良い場所を見つけるのが難しいといったリスクもありますが、初期費用が比較的安くすぐに事業が始められるといったメリットもあります。
平均利回りは4%ほどと言われていますが、土地代や立地などに左右されるため一概には言えません。
コインパーキング経営への投資で成功するポイントは、立地の選定に気をつけることです。
また、立地が良い場所はすでに駐車場激戦区である可能性が高いです。
利用者のニーズに合わせた駐車場経営が必要になります。
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ご興味がある方は、ぜひお気軽にアースコムへお問い合わせください。