2025.09.12
【裏技】パワコン?パネル?どっちを交換すべき?リパワリングで発電量を最大化する秘訣
こんにちは。太陽光発電投資をサポートする株式会社アースコム代表取締役副社長の丸林です。
電力の売電価格が下がる中、既存の太陽光発電所の収益性をどう維持・向上させるかが重要な課題となっています。
今回は、リパワリング(設備の部分的な入れ替え)において注目される「パワーコンディショナー(PCS)」と「太陽光パネル」のどちらを交換すべきか、そして複数の改善策を組み合わせることで劇的に発電量を伸ばす裏技についてお伝えします。
目次
1. パワコンとパネル、どちらが発電量アップに効くのか?
リパワリングの選択肢として、真っ先に挙がるのが「パワコン(PCS)」と「太陽光パネル」のどちらを交換すべきかという点です。
まず、パワコンの役割は、直流電力を交流電力に変換することです。性能が落ちると変換効率が下がるため、発電量にも少なからず影響が出ます。しかし、実際に古いPCSを最新モデルに交換しても、発電量の改善幅は**おおよそ4~6%**といったところです。
一方、太陽光パネルは、発電そのものを行う心臓部。とくに近年は、両面発電パネルなどの高効率モデルが登場しており、これに交換するだけで**20〜23%**の出力向上が見込めます。
この数値差を見れば明らかですが、「限られた予算の中で最大効果を狙うなら、まずはパネル交換」が基本戦略となります。

2. 最新パネルの性能がもたらす圧倒的な発電効率
近年の太陽光パネルは、ただ変換効率が高まっただけではありません。
中でも「両面パネル」は、パネルの背面でも反射光を利用して発電ができる構造になっており、これが驚異的な性能を生み出しています。
例えば、架台下に「反射シート」を敷くことで、地面からの反射光も最大限に活用できるようになります。この反射による増加分が、実際の出力をさらに押し上げ、従来比で23%以上の改善につながるのです。
加えて、従来パネルよりも発熱しにくい構造や、低照度下でも安定的に発電する特性など、長期的な収益に直結する技術が詰め込まれています。
「同じ面積なのに、2倍近い仕事をしてくれるパネル」こそ、投資効果を劇的に高めるカギとなるのです。

3. 組み合わせ改善で最大46%の出力アップが可能に
「パネル交換だけでは物足りない」「もっと収益を伸ばしたい」という方には、リパワリングの“裏技”ともいえる複数施策の組み合わせがおすすめです。以下の対策を同時に行った場合、最大で46%の出力アップが確認されています。
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両面パネルへの入れ替え
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架台下への反射シートの設置
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発電ロスを防ぐ影の回避とレイアウトの最適化
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効率の高い最新パワコンへの更新
この組み合わせが特に効果を発揮するのは、FIT27円以上の高単価で契約している発電所かつ過積載をしていないシステムです。
この条件を満たす場合、投資回収までの期間が大幅に短縮されるため、リパワリングによる収益改善の可能性は非常に高いと言えるでしょう。
4. リパワリングが向いている発電所の条件とは?
すべての発電所がリパワリングに適しているわけではありません。特に下記の条件に当てはまる発電所は、リパワリングの恩恵を大きく受けられる可能性があります。
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FIT単価が27円以上と高く設定されている
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初期設計で過積載をしていない
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設置から7年以上経過しており、パネルやPCSの劣化が見られる
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売電収益が減少傾向にある
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設備点検や保守契約が形骸化している
このような発電所をお持ちの方は、一度、専門家による診断を受けることを強くおすすめします。
アースコムでは、発電所の現状を詳しく分析し、最適なリパワリング提案を無料診断として提供しております。
無駄な出費をせず、収益を最大化するために、ぜひ一度ご相談ください。
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太陽光発電所の収益をさらに引き上げるには、単なるメンテナンスだけでは不十分です。
「リパワリング」という選択肢を正しく理解し、最適な設備更新を行うことが、次の10年を勝ち抜くカギになります。
パネル?パワコン?どちらを交換すべきか悩んでいる方、収益改善に興味がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
アースコムは、太陽光発電のプロとして、あなたの投資を全力でサポートします。


