2024.07.19

太陽光発電システムを守る!ケーブル盗難の現状と効果的な対策を解説

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。

 

近年、太陽光発電システムはクリーンで持続可能なエネルギー源として注目されています。

この電気エネルギーは、私たちの日常生活に利用されるだけでなく、電力網に供給されることもあります。

 

しかし、その一方で太陽光発電システムが直面する問題の一つとしてケーブル盗難という深刻な問題も増加しています。

本コラムでは、増加し続けるケーブル盗難の現状とその対策について詳しく解説していきます。

 

 

 

 

太陽光発電設備のケーブル盗難とは?

太陽光発電システムでは、太陽光パネルで生成された電気を蓄電池や電力網に送るために、多くのケーブルが使用されます。

これらのケーブルには銅などの高価な金属が含まれており、その価値から盗難の対象となりやすいのです。

 

ケーブルが盗まれやすいのには、以下のような理由があります。

  • 銅製で高価である
  • 換金しやすい
  • シリアルナンバーがなく足がつきにくい
  • 運ぶのが簡単
  • 夜間は発電していないので危険性が少ない

 

盗難されたケーブルの被害総額は過去最高で2億7000万円にものぼります。

被害に遭ってから修理など対応に追われている間の発電はストップしてしまうため、損害額はさらに大きくなります。

 

 

ケーブル盗難の現状と太陽光発電への影響

太陽光発電

ケーブル盗難は、世界中で発生している問題です。

被害の原因となる理由は、その金属部分(特に銅)が高価であるため、盗賊にとって魅力的なターゲットとなっています。

 

特に広大な敷地に設置された太陽光発電所では、監視が難しく、盗難のリスクが高まります。

加えて野立ての太陽光発電所では人里から離れている場所に設置されることも多く、雑草が生い茂っていてメンテナンスが不十分だと窃盗犯から狙われる可能性はさらに高まってしまいます。

 

盗まれたケーブルはスクラップとして売られ、その収益が盗難者の利益となります。

このような犯罪行為は発電所の運営に大きな影響を及ぼし、修理や再設置のコストが発生するため、経済的な負担が増大してしまうのです。

 

太陽光発電への影響は?

ケーブル盗難が発生すると、次のような影響があります。

 

発電量の減少

ケーブルが盗まれると、発電システムが正常に機能せず、発電量が減少します。

 

経済的損失

ケーブルの再設置や修理には多額の費用がかかります。

 

運用停止

修理が完了するまでの間、発電システムは停止し、その間の電力供給が途絶えることになります。

 

保険料の増加

ケーブル盗難の頻発により、保険会社がリスクを高く評価し、保険料が上昇することがあります。これにより、発電事業者にとって経済的負担が一層重くなります。

 

さらに近年ではケーブル盗難の増加により保険の適応の範囲外になる可能性が出ることも予想されています。

 

 

太陽光発電設備のおすすめ盗難対策をご紹介!

支柱に設置された監視カメラ

太陽光発電設備の盗難被害を完全に防ぐのは、残念ながら難しいです。

しかし、盗難に遭う前の事前準備を徹底することで未然に防ぐこともできます。

また、盗む側に「このケーブルを盗むのは難しい」と瞬時に感じさせることも重要となります。

 

事前にできるケーブル盗難対策法

盗難に遭いにくい発電所にするためにやっておきたいことが、以下のような設備作りです。

 

  1. 価値の低いアルミ線使用する
  2. 実際の監視カメラダミーカメラの設置をする
  3. 動きを感知して自動的に点灯・警報するフラッシュライト動作センサーを使用する
  4. 「防犯カメラ作動中」などの警告サインの掲示をする
  5. 高いフェンスの設置をする

 

これらの対策はどれか一つだけ行うのではなく、複数組み合わせることで防犯効果が上がります。

人感センサー付きライトや警報機は防犯カメラと一緒に設置することで、より「監視されている」と意識させることができるでしょう。

 

当社の盗難時の対応をご紹介!

当社でもケーブル盗難の被害は0ではありません。

下記では、当社でケーブル盗難等の事故が発生した場合の対応をご紹介させていただいております!

 

 

  • 復旧作業の実施

被害を受けた現場の迅速な復旧作業を行い、発電システムが早期に再稼働できるよう努めております。

 

  • 防犯設備の提案

現場の状況に合わせた最適な防犯設備の提案を行い、再発防止に向けた対策をご案内しております。

 

 

また、当社では金属加工のスペシャリストの考案により新しい形の防犯対策を提案することができます!

 

具体的には、ケーブル自体を金属で覆うことにより、ケーブル盗難を困難にすることはもちろん、見た瞬間に「この発電所を狙うのはやめよう」と決めさせる商品を完成させました。

この金属カバーは、ケーブルの切断を非常に難しくし、盗難を未然に防ぐ効果があります。また、見た目にも強固な防御を感じさせるため、盗賊に対する強力な抑止力となります。

 

当社のスタッフが現地にてその発電所に最善の提案をさせていただきます。

 

増加するケーブル盗難には事前対策で備えよう

太陽光発電は持続可能なエネルギー供給の一環として重要な役割を果たしていますが、ケーブル盗難という問題が存在します。

 

ケーブル盗難は発電量の減少や経済的損失、運用停止、保険料の増加など多くの問題を引き起こします。

最も重要なのは、盗む側に「この場所は難しい」と瞬時に感じさせることです。

 

物理的防御、視覚的威嚇、技術的防御を組み合わせることで、効果的な防犯対策を実現しましょう。

 

また、当社の金属カバー商品を導入することで、さらなる安心と安全を提供いたします。

金属カバー商品の導入を検討されている方は、ぜひ株式会社アースコムにご相談ください。

最適な防犯対策を含め、安心して太陽光発電システムをご利用いただけるようサポートいたします。