2023.12.05

太陽光発電設備の盗難に注意!盗難事例や対策方法も解説

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。

 

実は太陽光発電設備の盗難事例は意外と多く、なんと被害額が数千万円に上るケースも!

太陽光発電所で盗難被害に遭うと、多額の損害を出してしまいます。

 

今回は太陽光発電に関する盗難について、どんな対策をすればよいかなど、実際にあった事例も併せて解説します。

フェンスの向こうの太陽光発電

 

 

太陽光発電設備で多い盗難は?事例や盗まれやすい発電所の特徴

太陽光発電設備で盗難に遭いやすいものはパネルとケーブルで、最も盗難されやすいものがケーブルです。

 

ケーブルが盗まれやすいのには、以下のような理由があります。

  • 銅製で高価である
  • 換金しやすい
  • シリアルナンバーがなく足がつきにくい
  • 運ぶのが簡単
  • 夜間は発電していないので危険性が少ない

 

パネルの方が高額で盗難に遭いそうなイメージがあるかもしれませんが、パネルは一枚一枚が重いうえにシリアルナンバーで管理されていて売却が難しく、取り外すときに大きな音が発生するので気付かれやすい、といったデメリットがあります。

盗難も大人数で大がかりになってしまうため、ケーブルの被害の方が圧倒的に多いのです。

 

ただし海外で売ってしまうというケースもあるので、パネル盗難もゼロではありません。

パネルにせよケーブルにせよ、被害額が大きいことに変わりはなく、被害に遭ってから修理など対応に追われている間の発電はストップしてしまうため、損害額はさらに大きくなります。

 

盗難に遭いやすい太陽光発電設備とは?

窃盗犯も「盗みやすい発電所」を選びます。

 

盗みやすい発電所には、いくつか特徴があります。

  • 野立て発電所
  • 雑草が生い茂っている
  • 人里離れた場所にある
  • 監視カメラなどの防犯設備が無い
  • 暗い場所にある

 

一般住宅の屋根に設置されている太陽光発電よりも、圧倒的に被害に遭いやすいのが野立ての発電所です。

大量に盗み出せて利益が大きく、人の目に触れにくいのが理由です。

野立ての発電所では、雑草が生い茂っていてメンテナンスが不十分だと、管理が行き届いていないと感じさせ「盗みやすい」と思われてしまいます。

 

定期的なメンテナンスは効率よく発電するためだけでなく、防犯対策としても有効です。

 

太陽光発電設備の盗難対策にはこれがおすすめ!

支柱に設置された監視カメラ

太陽光発電設備の盗難被害を完全に防ぐのは、残念ながら難しいです。

なぜなら、これから盗難対策としてご紹介するフェンスなどを設置しても、窃盗犯からすればカッターで切ってしまえば容易に侵入できてしまうからです。

そのため、太陽光発電設備の盗難対策としては「窃盗犯に入りにくいと思わせる発電所にすること」と「被害に遭ったときに早期対応できるシステム作り」が肝になります。

 

窃盗犯に入りにくいと思わせる発電所にする方法

太陽光発電所には、盗難に入りやすいところと入りにくいところがあります。

窃盗犯に「入りにくいな」と思わせる設備にし、盗難のリスクを減らしましょう。

 

盗難に遭いにくい発電所にするためにやっておきたいことが、以下のような設備作りです。

  • フェンスをできるだけ高く設置する
  • フェンスには有刺鉄線も張り巡らせるとなお良い
  • 監視カメラを設置する
  • 「監視カメラ作動中」などの看板を設置する
  • 人感センサー付きのライトを設置する
  • 警報機をつける
  • メンテナンスを定期的に行う

 

これらの対策はどれか一つだけ行うのではなく、複数組み合わせることで防犯効果が上がります。

人感センサー付きライトや警報機は防犯カメラと一緒に設置することで、より「監視されている」と意識させることができるでしょう。

 

被害に遭ったときに早期対応できるシステム作り

被害に遭ったときに早急に対応することができれば、損害額が大きくなるのを防げます。

 

盗難に気付きやすいポイントは「発電量」です。

ケーブルやパネルが盗難に遭えば発電量が落ちるため、被害に気付きやすくなります。

 

発電量を管理できるのは、遠隔監視システム。

24時間、毎日発電量をチェックするので、少しの異変でも察知しやすくオススメです。

遠隔監視システムについては「太陽光発電の遠隔監視とは?メリットやシステムの選び方も紹介!」でも詳しくご紹介しています。

 

 

太陽光発電設備の盗難には保険で備えよう!

太陽光発電所の盗難を完全にゼロにするのは難しいため、盗難のリスクを最小限にしていくという考えが、より合っていると言えるでしょう。

これは、自然災害についても同じことが言えますね。

 

このような防ぎようのないものに対して備える方法としては、やはり「保険」がベストです。

盗難リスクは「盗難補償」が付いている動産総合保険や火災保険でカバーできます。

自然災害にも対応しているので、幅広いリスクに備えることが可能です。

 

福島の太陽光発電投資物件が豊富なアースコムでも、盗難に備えたパッケージプランをご用意しております。

アースコムは、自然災害補償が10年(動産保険)。

火災・落雷・破裂・または爆発・風災・雹災・雪災・物体の落下 飛来・衝突・水災・盗難・盗難未遂損害などを幅広く補償します。

 

アースコムの動産保険について詳しくは「売電保証について」をご参考ください!

 

 

太陽光発電設備の盗難には防犯対策と保険で備えよう

残念ながら、盗難リスクをゼロにすることは難しいのが太陽光発電設備運営。

 

盗まれるのはパネルとケーブルですが、被害が圧倒的に多いのがケーブルです。

盗みやすく、換金もしやすく、足も付きにくいとなれば、狙われるのも納得ですね。

 

まずはできるだけ「窃盗に入りにくい」と思わせる発電所にすることが大切です。

メンテナンスもこまめに行い、人の目があることを意識させると良いですね。

 

防ぎきれないリスクは保険で備えるのがベストです。

盗難だけでなく自然災害なども幅広くカバーできる火災保険や動産総合保険への加入で、リスクを最小限にしましょう。

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この記事を書いた人

堀口優人 マーケティング部

広報担当として、太陽光発電所の物件情報、節税や償却などの専門知識を発信。より良いサービスを提供できるよう市場調査にも注力している。

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