2021.06.08
利回りとは?表面・実質利回りの違いや計算方法など基本を解説
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
投資をはじめるにあたり、重要なのが「利回り」。
投資した元本に対して、どのくらいの利益が出るのかを示す利回りは、投資において重要な指標です。
今回は利回りについて、利率や騰落率との違い、計算方法などもあわせてお話していきます。
目次
利回りとは?「表面利回り」「実質利回り」の違いや計算方法も
投資において「利回り」を知ることは非常に重要です。
利回りとは、投資金額に対する年間収益の割合のこと。
この収益には、利息や売却損益も含みます。
利回りが高ければ、その投資対象は優良であると言えるでしょう。
なお、利回りには「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があります。
太陽光発電投資や不動産投資で使うことが多い言葉で、それぞれ計算方法に違いがあります。
- 表面利回り=年間売電収入÷初期投資費用×100
- 実質利回り=(年間売電収入-年間支出)÷初期投資費用×100
計算方法を見るとわかるように、表面利回りの計算には「年間支出」が入っていません。
表面利回りとはその名の通り表面的な利回りを示す数値で、稼動前のシミュレーションとして算出するものです。
対して実質利回りは、メンテナンス代などのランニングコストといった年間支出を考慮して算出した正確な利回りを示します。
そのため表面利回りの方が高く、実質利回りの方が低い数字になるのが通常です。
投資を検討する際には表面利回りだけで判断するのではなく、ランニングコストなど年間支出を考慮した上で、実質利回りも想定しましょう。
利回りと、利率や騰落率との違いはどこ?
投資を行う上で、利回りと同じくよく使われるのが「利率」と「騰落率」という言葉です。
利率とは、額面金額に対して毎年受け取る利息の割合のこと。
そして騰落率(とうらくりつ)とは、ある期間の始めと終わりで価格がどれだけ変化したかを示す数値のこと。
価格動向を把握するために用いる指標です。
先述の通り、利回りは投資金額に対する年間収益率のことを指し、利率や騰落率とは示す事柄が異なります。
投資を始める際は、利回りだけではなく利率や騰落率もチェックしましょう。
太陽光発電投資の利回りやさまざまな投資と利回りの関係
さまざまな投資方法と、利回りの関係についても見ていきましょう。
太陽光発電
表面利回りはあくまでも購入前のシミュレーションのような役目があり、ランニングコストが考慮されていません。
そのため実際の収益を考える際には、立地条件からランニングコストや返済利息、劣化率などを考慮した実質利回りを計算する必要があります。
太陽光発電投資の利回りについて、詳しくは「太陽光発電投資の利回りとは?平均や計算方法も解説!」もチェックしてくださいね。
株式投資
株式の売買を目的とせず配当金を目的とするのであれば、配当利回りが非常に重要になります。
配当利回りは企業によって異なります。
原則として年2回の配当がありますが、無配の企業もあるため、株式投資の際は企業の配当利回りをしっかり確認しましょう。
債権
債権は定期的に利子を受け取ることができますが、期間や対象によって利回りに差があります。
債権は利率ではなく、利回りをみて投資判断をすることが大切です。
ただし、安定している国や企業の債権は満期を迎えられる可能性が高い分、利回りが低く設定されています。
一方で不安定な国では利回りは高いですが、損失リスクも高くなります。
利回りだけではなく、リスクもしっかり確認することが大切です。
不動産
不動産投資の場合、一定の空室が出てしまうことを前提に経費などコストを算出し、実質利回りを計算することが重要です。
全室埋まっていることを前提に利回りを計算すると、当初に想定した利回りから大きくはずれてしまう恐れがあるため、表面利回りと実質利回りを正しく把握しましょう。
利回りとは投資において重要な数値
投資金額に対する年間収益の割合を示す「利回り」。
投資において、利回りを知ることは非常に重要です。
利回りには「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があり、それぞれの計算方法が異なります。
- 表面利回り=年間売電収入÷初期投資費用×100
- 実質利回り=(年間売電収入-年間支出)÷初期投資費用×100
投資を検討する際には、表面利回りだけで判断するのではなく、ランニングコストなど年間支出を考慮した上で、実質利回りも想定しましょう。
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