2021.06.04
再生可能エネルギー投資とはどんなもの?特徴や種類を詳しく!
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
近年、耳にすることが多くなった「再生可能エネルギー」。
自然界に存在する再生可能エネルギーは永続的に利用することができるうえ、温室効果ガス削減に大きく貢献できるなど注目を集めています。
今回は再生可能エネルギー投資について、特徴や種類などもあわせてお話していきます。
目次
再生可能エネルギー投資とは?メリット・デメリットも知ろう
太陽光や風力、水力、地熱、バイオマスなどを利用して電気をつくる再生可能エネルギー。
環境に優しく永続的に利用できる再生可能エネルギーを活用したビジネスモデルのひとつとして、発電した電気を売って利益を生む「再生可能エネルギー投資」に注目が高まっています。
再生可能エネルギー投資のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
再生可能エネルギー投資のメリット
①永続的に利用できる
石油や石炭といった化石燃料は、有限な資源のため生成には長い年月がかかり、枯渇してしまう恐れがあります。
しかし、再生可能エネルギーは太陽光や風力など自然界に存在するエネルギーのため、永続的な利用が可能です。
②環境に優しい
化石燃料から発電する際、地球温暖化に影響を及ぼす温室効果ガスを排出します。
しかし、再生可能エネルギーは利用時に温室効果ガスである二酸化炭素をほぼ排出しないため、環境に優しいエネルギーといえます。
③国内生産が可能
太陽や風などをエネルギー源にするため、輸入に頼ることなく国内で安定的に生産できます。
再生可能エネルギー投資のデメリット
①天候や環境に左右される
土地の自然現象で発電する再生可能エネルギーは、天候など自然状況のほか、設置する土地や環境によって稼働率が異なります。
また、電気を大量に貯蓄しておくことが難しいため、需要に合わせて発電できません。
②大きな設備を用意する必要がある
太陽光発電の場合はソーラーパネルを、風力発電の場合は風車など、発電には大きな設備が必要になるため広い土地が必要になります。
③発電コストが高い
再生可能エネルギーは化石燃料に比べて発電コストが高いというデメリットがあります。
しかし、近年は生産プロセスが改善され、コストが低下傾向にあります。
再生可能エネルギー投資の種類ごとの特徴もチェック
再生可能エネルギーには、主に太陽光、風力、水力、バイオマス、地熱などがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
太陽光発電
太陽光をエネルギー源として発電する太陽光発電。
日本では最もポピュラーな再生可能エネルギーで、投資対象としても人気が高まっています。
太陽光発電システムは、太陽電池を利用して発電します。
この太陽電池をつなげたものが、よく目にする「ソーラーパネル」!
太陽電池に当たった太陽光エネルギーを、半導体電子が動いて電力に変換する仕組みです。
太陽光発電は費用や場所などの面において、一般家庭でも取り組みやすい発電システムと言えるでしょう。
風力発電
風をエネルギー源として発電する風力発電。
大きな風車の形をした風力発電機の羽根で風の力を受け止めることで、モーターを動かして電力に変換します。
風力発電の発電量は風に左右されます。
そのため、年間を通した風の吹き方を考慮して、風力発電機を設置する必要があります。
水力発電
水をエネルギー源として発電する水力発電。
水源が豊富な日本では、昔から貴重なエネルギー源の一つとされてきました。
水力発電は高低差を利用し、水が高い場所から低い場所へ流れる際に水車が回転して発電機を動かし、発電する方法です。
バイオマス発電
バイオマスとは、木材や生ごみ、家畜糞尿といった動動植物などの生物から生み出されたエネルギー資源のこと。
このエネルギー源を燃焼したりガス化したりすることで発電機を動かし、発電するのがバイオマス発電です。
バイオマス発電は廃棄物を燃料とするため、廃棄物の再利用につながり、非常にエコなエネルギーといえます。
ただし、燃料を輸入する際に温室効果ガスが発生したり、燃料となる農作物を栽培することで森林が減少したりといった、さまざまな課題もあります。
地熱発電
地熱とは、その名の通り地球の内部で蓄積された熱エネルギーのことを指します。
地球内部で発生した高温の蒸気の圧力で、発電機を動かして発電します。
発電時に利用した高温の蒸気などは、農業用ハウスや地域の暖房などに再利用できるため、注目が集まっている発電方法の一つです。
再生可能エネルギー投資の現状と今後の展望は?
世界的にみても、再生可能エネルギーは新しいエネルギー源としてシェアが高まっています。
現在、中国やインドなど新興国ではエネルギーの需要が高まり、エネルギー資源の争奪が加速しています。
その結果、従来の化石燃料の価格が上昇し、安定的な供給が厳しくなっていくと予想されます。
再生可能エネルギーであれば枯渇の心配がなく、安定的な供給が見込めます。
また、自然界に存在する再生可能エネルギーは温室効果ガスである二酸化炭素をほぼ排出しないため、近年問題が深刻化している地球温暖化や気候変動を抑えることにも繋がるでしょう。
2015年に経済産業省が発表した「長期エネルギー需給の見通し」では、2030年度のエネルギー需給構造の見直しを策定し、2030年度の電源構成は再生可能エネルギーが22%〜24%程度を占めることを見込んでいます。
このように、環境に優しく安定的な発電が見込める再生可能エネルギーは、ますます注目を集めていくといえるでしょう。
再生可能エネルギー投資とは、今後さらに注目を集める投資方法
自然界に存在する再生可能エネルギーは、永続的に利用することができるうえ、温室効果ガス削減に大きく貢献できるなど注目を集めています。
再生可能エネルギーには、主に太陽光、風力、水力、バイオマス、地熱などがあります。
中でも太陽光をエネルギー源として発電する太陽光発電は、日本では最もポピュラーな再生可能エネルギーで、投資対象としても人気が高まっています。
太陽光発電は費用や場所などの面において、一般家庭でも取り組みやすい発電システムと言えるでしょう。
環境に優しく安定的な発電が見込める再生可能エネルギーは、今後ますます注目を集めると予想されます。
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