2023.08.03
SDGsと太陽光発電の関係性は?現状や課題についても解説
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
最近注目されているSDGsの中には、さまざまな目標があります。
その中でもわたしたちの生活において、特に影響が大きいものが地球温暖化対策です。
年々夏の最高気温が高くなっていたり、大きな台風が頻繁に上陸したりと地球環境が温暖化によって大きく変わってきています。
そんな中注目されているのが、太陽光発電を始めとした再生可能なエネルギーです。
今回は、太陽光発電について、SDGsとの関連性や地球環境に与える影響についてご紹介します。
目次
SDGsに太陽光発電が与える影響
SDGsとは、持続可能な開発目標のことを指し、人々が安定してこの地球で暮らし続けることができるように、現在起こっている問題を解決するために定めた目標です。
現在起こっている問題としては、世界の貧困や不平等、気候変動などの地球環境の大きな変化が挙げられます。
太陽光発電はこのSDGsの中の気候変動に対応するためのクリーンなエネルギーとして、非常に重要な役割を担っています。
SDGsと太陽光発電の関係性
SDGsには、目標7として「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」という項目があります。
クリーンなエネルギーとは、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しない地球環境に優しいエネルギーを指します。
SDGs目標7の項目の中ではさらに、「2030年までに、エネルギーを作る方法のうち、再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やす」という目標を定めています。
この再生可能エネルギーとは、石油などの化石燃料を使わないで発電する、温室効果ガスを排出しないエネルギーのことを表します。
さらに、太陽光、風力、地熱などは発電に使っても減ることのないエネルギー源であることも再生可能エネルギーといわれる理由です。
SDGsの目標11から目標13までは、地球環境に関する目標を定めており、気候変動による災害への備えや、化石燃料などの資源の無駄遣いを防ぐこと、気候変動のスピードを緩めることなどについて目標を設定しています。
このような目標を達成するためには、温室効果ガスを排出しない太陽光発電など持続可能な再生可能エネルギーの活用が不可欠です。
SDGsにおける地球温暖化への対策については、こちらのコラムでも詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
SDGsにおける地球温暖化の対策は?現状や自分達にできることも解説
また、SDGsのそれぞれの目標については、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
SDGsの課題を解決する太陽光発電とは?
太陽光発電を使用した場合、どのようにSDGsの目標に貢献できるのでしょうか?
太陽光発電の仕組みを確認してメリットを見ていきましょう。
SDGsに貢献する太陽光発電の仕組みとメリット
太陽光発電は、石油などの化石燃料を燃やさずに太陽の光で発電をするため、二酸化炭素の排出がありません。
非常にクリーンなエネルギーであるため、地球温暖化への抑止になるといえます。
太陽光発電は、ソーラーパネルを用意して太陽光を当てるだけですぐに発電できます。
風力や地熱など他の再生可能エネルギーと比較して、設置にかかる費用も少なく、すぐに発電ができるのが太陽光発電の特徴です。
また、日本には長い間放置されている畑や工場の跡地、何らかの問題でゴルフ場・リゾートなどの開発が途中で止まってしまっている土地など、利用されていない広大な土地が多くあります。
太陽光発電は太陽さえあれば、どこでも発電することが可能なので、放置されている使われていない土地の有効活用にも貢献しています。
近年の太陽光発電の利用方法
太陽光発電は、電力自由化の影響で余った電力を電気会社へ売電することも可能になったため、年々増えています。
家庭用では、住居の屋根や駐車場の屋根などに太陽光パネルを設置して発電し自宅の電力賄う発電が行われています。
また、業務用では、先ほどお話ししたような使っていない農地や空き地など広い土地にソーラーパネルを設置して発電を行っています。
中には、設備規模が1,000KW(1メガワット)を超えるメガソーラーといわれる発電所も各地に広がっている状況です。
アースコムでは、ソーラーシェアリングを通じSDGsを支援しています。
興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。
太陽光発電の日本の現状と課題
Googleなど海外の大手企業は、メガソーラー施設を作り、使用する電力をすべて再生可能エネルギーで賄うことを目標にしています。
日本の太陽光発電の現状も確認してみましょう。
また、利用するにあたってデメリットはあるのかも、あわせて解説します。
日本の太陽光発電の現状を確認!
経済産業省が発表した日本の太陽光発電の状況では、2019年時点で、全発電電力用に占める再生可能エネルギーの比率は18%で、そのうち太陽光発電は6.7%となっています。
再生可能エネルギーの発電設備容量は世界第6位となっており、太陽光発電で見ると導入量では世界第3位です。
日本政府は、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しています。
カーボンニュートラルは、排出する温室効果ガスと吸収される温室効果ガスがイコールになる状態、つまり、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を実質ゼロにする状況を指します。
そのために2030年までに再生可能エネルギーを現在の18%から36〜38%まで増やす野心的な目標を設定し、太陽光発電の占める割合は14〜16%を目標としています。
太陽光発電にデメリットはある?
温室効果ガスなどを排出しないクリーンな太陽光発電は、カーボンニュートラルを達成するために欠かすことのできないエネルギーですが、いくつかデメリットがあります。
メンテナンス費用がかかる
太陽光発電は他の発電方法と比較すれば設置費用は安いと考えられますが、自宅などに設置するとなるとそれなりの費用が発生します。
また、定期的なメンテナンス費用などのコストがかかるのが特徴です。
しかし、設置費用は年々低減傾向にあり、設置の際に要件を満たせば国や自治体の補助金制度も利用可能です。
また、稼働寿命は20〜30年、パワーコンディショナーの寿命は10〜15年とされているため、10年以内に初期費用を回収できるかがカギとなります。
売電収入を得て、蓄電池に電気を溜めたり、普段から節電をすることで、長期的な目で見ると費用対効果が高かったりもするので、損にならないことが多いといえます。
天候により発電量が左右される
太陽光発電は、太陽の光によって発電するものですので、日照時間によって発電量が大きく変わります。
曇や雨など太陽が出ない日は発電量が低下し、日照時間が短い冬には日々の発電量が下がってしまいます。
そのため、昼間に発電した電気を蓄電池に溜めておけば、夜や早朝の時間帯にもその電気を利用でき、災害時にも使うことができて安心です。
SDGsと太陽光発電の関係を理解して、SDGsを推進しよう
SDGsにはさまざまな目標がありますが、その中には地球環境に関する内容が多く含まれています。
温室効果ガス削減による、地球温暖化の防止などで持続可能な地球環境を維持して行くことが求められます。
太陽光発電は、温室効果ガスを出さず、尽きることのない太陽光を使って発電をすることができるため、SDGsの目標を達成するためには欠かすことのできないエネルギー源です。
SDGsを推進していくためにも、積極的に太陽光発電への理解を深め、活用していくことが大切ですね。
アースコムでは、地球温暖化対策として再生可能エネルギーを利用する、太陽光発電投資・環境事業投資をサポートしています。
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