2023.07.28
SDGsとは?17の目標や日本の取り組みも解説!
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
テレビのニュースやその他の番組の中で「SDGs」という言葉をよく耳にするようになりました。
環境に対する取り組み程度には理解しているけど詳しい中身はよくわからない、という方も多いと思います。
今回はそんな「SDGs」について基本的な内容についてお伝えするとともに、わたしたちが意識することはどんなことかもご紹介します。
目次
- 1 SDGs(エス・ディ・ジーズ)とは?
- 2 SDGsの17の目標とは?
- 2.1 目標1.貧困をなくそう
- 2.2 目標2.飢餓をゼロに
- 2.3 目標3.すべての人に健康と福祉を
- 2.4 目標4.質の高い教育をみんなに
- 2.5 目標5.ジェンダー平等を実現しよう
- 2.6 目標6.安全な水とトイレを世界中に
- 2.7 目標7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 2.8 目標8.働きがいも経済成長も
- 2.9 目標9.産業と技術革新の基礎を作ろう
- 2.10 目標10.人や国の不平等をなくそう
- 2.11 目標11.住み続けられるまちづくりを
- 2.12 目標12.つくる責任、つかう責任
- 2.13 目標13.気候変動に具体的な対策を
- 2.14 目標14.海の豊かさも守ろう
- 2.15 目標15.陸の豊かさも守ろう
- 2.16 目標16.平和と構成をすべての人に
- 2.17 目標17.パートナーシップで目標を達成しよう
- 2.18 アースコムは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
- 3 SDGsには169のターゲットもある
- 4 SDGsの目標を確認して、わたしたちにできることを進めよう
SDGs(エス・ディ・ジーズ)とは?
「SDGs」は「エス・ディ・ジーズ」と読み、英語では「Sustainable Development Goals」、日本語に訳すと「持続可能な開発目標」です。
持続可能な開発目標といわれても、何を意味するかわかりにくいですよね。
「気候変動などで地球環境が変わっていく中、環境を維持して持続可能な世界を築くためには何をしたらいいのだろうか?」
一人ひとりがそのように考えて行動するための指針が「SDGs」です。
2030年までに達成すべき具体的な目標を立て、世界中で取り組まれています。
SDGsに対する日本政府の取り組み
SDGsについて、わたしたちの暮らしている日本では、どのような取り組みを行っているのでしょうか?
日本では、2016年に本部長を総理大臣とした「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」が設立されました。
官房長と外務大臣が副本部長、全閣僚を構成員とする組織で、日本政府の本気度合いがわかります。
この本部のもとで、行政、民間企業、有識者、NGOなどが集まるSDGs推進円卓会議が設置され、2016年12月に「SDGs実施指針」を決定しました。
SDGs推進本部は、この指針に基づき取り組んだ内容が見えるように、毎年「SDGsアクションプラン」を策定しています。
SDGsアクションプラン2023では、今回行われたG7広島サミットをホストすることなども盛り込まれ、国際的な議論を牽引する役割を担うことができています。
SDGsやサステナビリティ、CSRなどの言葉の違いについては、下記のコラムで紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
SDGsとサステナビリティの違いとは?CSRやエシカルも解説
SDGsの17の目標とは?
SDGsには、17の目標があり、さらに細かく169のターゲットが定められています。
それぞれ確認していきましょう。
目標1.貧困をなくそう
地球上のあらゆる形の貧困をなくすことを目標としています。
2030年までに世界中の「極度に貧しい」暮らしをしている人をなくすことなどを目指す取り組みです。
目標2.飢餓をゼロに
飢えをなくし、だれもが栄養のある食料を十分に手に入れられるため、持続可能な農業を推進することを目標にしています。
2030年までに飢えをなくし、誰もが一年中安全で栄養のある食料を、十分に手に入れられるようにすることなどが一つの目的です。
目標3.すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々が健康的な生活を送ることができるよう、福祉を推進していくことを目標としています。
目標4.質の高い教育をみんなに
だれもが公平に、良い教育を受けられるように、また一生に渡って学習する機会を広めようというテーマで、2030年までに、すべての子供が無料教育を受けることができ、小学校と中学校を卒業できるようにすることなどを目指す内容です。
目標5.ジェンダー平等を実現しよう
男女平等を実現し、すべての女性と女の子の能力を伸ばし可能性を広げることが目標。
すべての女性と女の子に対するあらゆる差別をなくすことを目指しています。
目標6.安全な水とトイレを世界中に
だれもが安全な水とトイレを利用できるようにし、自分たちでずっと管理していけるようにすることが目標。
だれもが安全な水を安い値段で利用できるようにすること、水に関わる生態系を守ることなどを目指します。
目標7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
すべての人が、安くて安全で現代的なエネルギーをずっと利用できることを目指し、再生可能エネルギーの開発などを取り組み内容としています。
目標8.働きがいも経済成長も
みんなの生活を良くする安定した経済成長を進め、だれもが人間らしく生産的な仕事ができる社会を作ることが目標。
特に開発途上国に対して、毎年少なくとも年7%の国内総生産の成長を続けられるようにすることなどを求めています。
目標9.産業と技術革新の基礎を作ろう
災害に強いインフラを整え、新しい技術を開発し、みんなに役立つ安定した産業化を進めることを目指し、だれもが安く公平に使えるためのインフラづくりなどを目標にしています。
目標10.人や国の不平等をなくそう
世界中から不平等をなくすため、2030年までに、各国のなかで所得の低い方から40%の人びとの所得の増え方が全体の平均を上回るようにし、そのペースを保つことなどを目指します。
目標11.住み続けられるまちづくりを
だれもがずっと安全に暮らせて、災害にも強いまちをつくることを目標にしています。
2030年までに、すべての人が住むのに十分で安全な家に、安い値段で住むことができるようにすることなどが盛り込まれています。
目標12.つくる責任、つかう責任
「生産者も消費者も、地球の環境と人びとの健康を守れるように責任ある行動をとろう」をテーマに、2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる飲料(一人あたりの量)を半分に減らすことなどを目標としています。
目標13.気候変動に具体的な対策を
気候変動は待ったなしの課題です。
気候変動から地球を守るために今すぐ行動を起こすことを求める目標です。
気候に関する災害や自然災害が起きたときに、対応したり立ち直ったりできるような力を、すべての国でそなえることなどを目指します。
目標14.海の豊かさも守ろう
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全する取り組み。
2025年までに、海洋ごみや富栄養化など、特に陸上の人間の活動によるものを含め、あらゆる海の汚染を防ぎ、大きく減らすことなどを盛り込んでいます。
目標15.陸の豊かさも守ろう
陸の豊かさを守り、砂漠化を防いで、多様な生物が生きられるように大切に使うことを目指します。
2020年までに国際的な協定にしたがって、森林、湿地、山地、乾燥地など陸上の生態系と、内陸の淡水地域の生態系、および、それがもたらす自然の恵みを、守り、回復させ、持続可能な形で利用できるようにする取り組みです。
目標16.平和と構成をすべての人に
平和で誰もが受け入れられ、すべての人が、法や制度で守られる社会をつくることを目指します。
あらゆる場所で、あらゆる形の暴力と、暴力による死を大きく減らすことなどが取り組み内容です。
目標17.パートナーシップで目標を達成しよう
「世界のすべての人がみんなで協力しあい、これらの目標を達成しよう」という目標です。
開発途上国の、税金やその他の収入を集める能力を向上するための国際的な支援などによって、国内の資金調達を強化することなどで、SDGsの目標を実現することを目指します。
アースコムは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
アースコムでは、ソーラーシェアリングを通じ以下のSDGsの目標を掲げています。
太陽光発電に興味がある方は、ぜひアースコムへお問い合わせください。
SDGsには169のターゲットもある
SDGs17の目標について確認してきましたが、各目標にはそれぞれ具体的なターゲットが設定されています。
ターゲットとは17の目標を実現させるための、それぞれの過程ごとの具体的なアクションを定めているものです。
このターゲットを達成することで目標(ゴール)を目指すことができるのです。
代表的なものについて確認していきましょう。
目標1「貧困をなくそう」のターゲット
世界では、6人に1人(3億5600万人)の子どもたちが「極度に貧しい」暮らしをしています。
※極度に貧しい=1日当たり2.15米ドル(2022年9月見直し)で暮らしている人のことで、上記は2021年2月時点(1.90米ドル)のものです
このような極度に貧しい暮らしをしている人をなくすことが、ターゲットとして設定されており、以下のように細かく定められています。
- ターゲット1-1:2030年までに、世界中で「極度に貧しい」暮らしをしている人をなくす
- ターゲット1-2:2030年までに、それぞれの国の基準でいろいろな面で「貧しい」とされる男性、女性、子供の割合を少なくとも半分に減らす
あわせて、ターゲットには実現のための以下の方法も示されています。
- 1-a:開発途上国、特に最も開発が遅れている国で、「貧しさ」をなくすための計画や政策を実行していけるよう、いろいろな方法で資金をたくさん集める
- 1-b:それぞれの国や世界で、貧しい人たちのことや男女の違いなどをよく考えて政策をつくり、「貧しさ」をなくすための取り組みにもっと資金などを増やして取り組めるようにする
このように、17の目標に対して、より具体的なターゲットを示し、さらにそのターゲットを実現するための具体的な方法が示されているのが「SDGs」の内容です。
17の目標それぞれに対して、ターゲットが設定されており、それぞれの国は、ターゲットに示されている方法を進めることで、目標を達成することができるのです。
さらに、わたしたち一人ひとりが、この目標やターゲットを知り、実行することがSDGsの目標を実現することにつながります。
SDGsの目標を確認して、わたしたちにできることを進めよう
気候変動などで地球環境が大きく変わる中、持続的な環境を維持するためにできたのが「SDGs」の目標です。
主に環境や人権問題などを解決する目標が設定されており、わたしたちの生活にも大きく係わる内容です。
17の目標と169のターゲットからなるこのSDGsについて、すべて実行するのは難しいですが、できることから取り組んでいくことが大切です。
まずは目標の内容とターゲットを確認してみましょう。
アースコムでは太陽光発電を通して、持続可能な環境に貢献しています。
お気軽にご相談ください!