2023.08.15
ペーパーレス化でSDGsに貢献!効率的な導入の仕方も解説
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
働き方改革や、新型コロナウイルス感染症に対応した在宅勤務の影響で、ペーパーレス化が拡大しています。
ペーパーレス化により、書類を紙で提出する必要がなくなり、作業の効率化が図れることや、コストの削減、環境への配慮などさまざまなメリットがあります。
今回は、ペーパーレス化についてSDGsとの関連やメリット、導入方法などについてもお伝えします。
目次
ペーパーレス化とは?ペーパーレスのポイントを解説
ペーパーレス化とは、今まで紙で運用されていた文書や資料を電子化して紙の使用をなくすことを指します。
特にビジネス面では、新型コロナウイルス感染症の影響で在宅ワークが広まったことから、ペーパーレス化が急速に広まっています。
社内業務をペーパーレス化することで、紙代や印刷代のコスト削減、ゴミの削減やオフィスの省スペース化など多くのメリットが期待できます。
環境面でみると、紙の原料となる樹木の伐採を減らすことで、二酸化炭素を酸素に変える森林を守ることに繋がります。
また、紙の生産や廃棄の過程で排出される二酸化炭素を削減することもメリットといえるでしょう。
政府が働き方改革でペーパーレス化を推進
現在ペーパーレス化は、政府も積極的に取り組みを行なっています。
政府が掲げる「働き方改革」の中では、「ペーパーレス化」が含まれており、各省庁や自治体においても会議や報告書などのペーパーレス化が進められています。
また、2024年に施行予定の電子帳簿保存法の改定では、電子取引のデータなどは紙に印刷せずに電子データで保存することが義務付けられます。
ペーパーレス化がSDGsにつながる?関連する達成目標を紹介!
ペーパーレス化は、今注目されているSDGsとも大きく関わっています。
SDGsの概要と、ペーパーレスに関連する4つの達成目標を確認していきましょう。
SDGsとは?
SDGsとは「持続可能な開発目標」の略で、2015年9月の国連サミットで採択された、「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す」国際目標です。
SDGsは、17の目標からなり、世界のあらゆる貧困や不平等とたたかい、気候変動に対処しながら、2030年に目標を達成することを目指しています。
貧困や、人種差別、高い教育などの目標とあわせて働き方や環境に対する目標も含まれており、これらの目標はペーパーレス化とも大きく関わっています。
ペーパーレス化に関連する4つの目標
SDGs17の目標の中で、ペーパーレス化に関連する目標は以下の4つです。
- 目標8:働きがいも経済成長も
- 目標12:つくる責任つかう責任
- 目標13:気候変動に具体的な対策を
- 目標15:陸の豊かさも守ろう
それぞれ確認していきましょう。
目標8:働きがいも経済成長も
SDGsの目標8は、働きがいと経済成長です。
持続可能な経済成長をするためには、経済成長が環境を悪化させないようにしなければなりません。
ペーパーレス化による環境への配慮も重要なポイントと考えられます。
目標12:つくる責任つかう責任
SDGsの目標12は、つくる責任とつかう責任です。
商品などの生産から、消費まで責任を持って対応していくことを目標としています。
天然資源の持続的な管理や、ゴミの削減などが取り組みの中に含まれます。
ペーパーレス化は、森林などの天然資源の保護とゴミの削減の両方の目標に対応する取り組みとなるでしょう。
目標13:気候変動に具体的な対策を
SDGsの目標13は、気候変動に対する対応、地球温暖化対策です。
地球温暖化は、空気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増えることで発生します。
森林は、二酸化炭素を吸収して酸素に変えることで温暖化対策として重要な役割を果たしています。
紙の原料となる樹木を伐採してしまうと、二酸化炭素を減らすことができなくなる上に、紙を燃やすことで出る二酸化炭素も地球温暖化の要因となります。
目標15:陸の豊かさも守ろう
SDGsの目標15は、陸の豊かさも守ろうです。
2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な形の管理を進め、森林の減少を食い止めることを目標にしています。
ペーパーレス化で森林などを守ることは砂漠化を防ぐことにもつながります。
SDGsにおける温暖化対策については、こちらのコラムで詳しく紹介しています。
ぜひ確認してみてくださいね。
SDGsにおける地球温暖化の対策は?現状や自分達にできることも解説
ペーパーレスをスムーズに導入!運用のメリットは?
実際に企業でペーパーレス化を進めるにはどのようにしたら良いのでしょうか?
ペーパーレス化は以下の手順で進めることでスムーズに導入できます。
- ペーパーレス化を社内の目標として周知する
- ペーパーレス化の取り組みを部分的に進める
- 進捗を共有する
1.ペーパーレス化を社内の目標として周知する
ペーパーレス化は、個人的に進めても大きな影響はありません。
会社全体、部署全体で周知して進めることが大切です。
その際は、なぜペーパーレス化を進める必要があるのか、ペーパーレス化のメリットや重要性を理解してもらうことが重要です。
環境への貢献や、二酸化炭素の削減など環境への貢献についての理解を得てもらうことも大切ですが、社内レベルでは、会社や個人のメリットも挙げると、より理解を得やすいでしょう。
会社としては、経費削減が大きなメリットです。
ペーパーレス化が進むことで、コピー用紙代だけでなく、インク代やコピー機のリース費用、シュレッダーごみの処理費用、保存用ファイル代なども削減することが可能です。
個人レベルでは、電子化による作業の効率アップや、紙のタイムカードからデジタルの勤怠管理システムに変更することで在宅勤務がしやすいなどのメリットがあるということを理解してもらうことが良いでしょう。
2.ペーパーレス化の取り組みを部分的に進める
ペーパーレス化は一気に進めようとしても、簡単には達成できません。
導入のために別のシステムを入れる必要がある場合、コストもかかります。
ペーパーレス化によって削減できるコストとの兼ね合いも考える必要があるでしょう。
システム障害が起こると書類が見られなくなるリスクもあるため、選ぶシステムや管理会社はしっかりと比較検討することが大切です。
社内にはさまざまな資料があり、契約書や社内稟議などはペーパーレス化するのに抵抗を感じる人もいるでしょう。
また、取引先が電子化に対応しているかも確認が必要です。
段階を決めて小さな範囲から、徐々に全体に拡大していくのも方法の一つです。
3.進捗を共有する
会社全体でペーパーレス化を進めると決めたら、進捗度合いを共有しましょう。
個人的に頑張っていると思っても、全体の進捗が見えないと気持ちが続かない可能性があります。
全体の進捗を共有して遅れている部門などについて確認できると良いでしょう。
アースコムでは、SDGsへの取り組みとしてペーパーレス化を進めています。
取り組み内容については、こちらをぜひご確認ください
ペーパーレス化を進め、SDGsに貢献しよう
SDGsには17の目標がありますが、その中でも地球温暖化への対応や地球環境を維持していく取り組みは、私たちの生活にとっても非常に重要です。
地球温暖化への対応は、気温上昇の原因となっている二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を減らすことが必要です。
そのため、燃やすと二酸化炭素を排出する紙を減らすことや、紙の原料となる木材の使用量削減は直接温室効果ガス削減へつながります。
また、政府の後押しもあるペーパーレス化は、今後さらに拡大していくと考えられます。
一人ひとりが意識して取り組むことで、SDGsの求める持続可能な開発目標に貢献していきましょう。
アースコムでは、地球温暖化対策として再生可能エネルギーを利用する、太陽光発電投資・環境事業投資をサポートしています。
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