2022.10.28

SDGsにおける地球温暖化の対策は?現状や自分達にできることも解説

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの石井です。

 

ここ数年毎年のように大型の台風が日本列島に上陸したり、夏の最高気温を更新したりと地球の環境は年々変わってきています。

 

このままさらに地球の気温が上昇すると、わたしたちの生活はどうなっていくのでしょうか?

世界で取り組んでいる持続可能な開発目標「SDGs」においても、地球温暖化は大きな問題です。

 

「SDGs」では地球温暖化に対してどんな対策をとっているのか、今後の温暖化で地球がどのようになってしまうのか、今わたしたちにできることは何か確認していきましょう。

 

 

地球温暖化に対してSDGsで掲げる目標や対策

近年メディアでも話題になっているSDGs。

 

SDGsでは「持続可能な開発目標」として17の取り組むべきテーマが掲げられています。

17の目標の中には「1.貧困をなくそう」「 2.飢餓をゼロに」などありますが、13番目の目標として「気候変動に具体的な対策を」というものがあります。

 

この13番目の目標が主に地球温暖化対策に関する目標となっています。

 

地球温暖化に対する目標13 「気候変動に具体的な対策を」とは?

SDGsでは、目標13を実現するために具体的な5つのターゲットを設定しています。

  • 【13-1】気候に関する災害や自然災害に備えて、対応する力を各国で強化する
  • 【13-2】それぞれの国が、政策や戦略に気候変動への対策を盛り込む
  • 【13-3】気候変動のスピードを緩めたり、備えたり、影響を減らすため教育や啓蒙を行い、組織の能力を高めておく
  • 【13-a】2020年までにUNFCCCで各国が約束した年間1,000億ドルを動員し、開発途上国が気候変動を暖和する行動をとれるようにする。できるだけ早く「緑の気候基金」を立ち上げる
  • 【13-b】後発開発途上国や小さな島国で、女性や若者、地方および社会的に阻害されたコミュニティーに重点をおき、気候変動に効果的な計画を立てたり管理したりする能力を向上させる仕組みを作る

 

このように、SDGsの目標13では、各国に対して費用も含めた具体的な対策を推進しています。

 

 

地球温暖化の現状や影響とは?今後の予測もチェック

実際に地球温暖化が進んだ場合、わたしたちにどのような影響があるのでしょうか?

現状や今後の予測を確認していきましょう。

 

地球温暖化の原因と現状

地球温暖化は、空気中にある温室効果ガスが増えることによって地球の温度が上昇することを指します。

 

産業の発展により化石燃料の使用が増え、大気中で温室効果ガスの濃度が上がったことで、地球の温度が上がりすぎてしまい地球温暖化の原因となっています。

 

最近30年の各10年間は、1850年以降のどの10年間よりも高い気温となっており、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による第6次評価報告書では、世界平均気温が2011年〜2020年の期間に1.09℃も上昇していると発表されています。

 

現時点でもすでに海面の上昇や異常気象が見られ、このままでは深刻な事態を招きかねません。

 

地球温暖化による影響

地球の気温が上がっていくと、次のような問題が発生します。

 

気候変動の影響

地球の気温が上昇することで、干ばつの被害、大雨による洪水、森林火災などの影響が出ます。

 

近年、台風や大雨の影響で大きな被害が出たり、海外での大火事のニュースなどもよく見かけますよね。

これらも地球温暖化による気候変動の影響が少なからずあるでしょう。

さらに気温が上昇することで、干ばつや砂漠の拡大が懸念されます。

 

また、気候変動はさまざまな生物にも影響を与え、現在も海の生物やホッキョクグマなどが絶滅の危機に瀕している状態です。

南極や北極で暮らすホッキョクグマは、すでに食べるものがなくなってきており、厳しい状況に置かれています。

 

海面上昇の影響

気温上昇の影響で氷河が溶け、水位が上昇します。

 

さらに、水は熱すると膨らむ性質があるため、海水が温められることによって体積が膨張する現象が発生しています。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による第6次評価報告書では、世界の海面水位は2100年までに最大1.1m高くなると予測されています。

 

生活や暮らしへの影響

気候変動や自然災害で、水や農作物の不足が起こったり、海の温度の上昇で海産物が取れなくなるなど、食糧難が起きる可能性もあります。

 

食料不足に陥れば、栄養不足・免疫低下によって病気にもかかりやすくなり、亜熱帯気候のようになれば、デング熱などの伝染病が広がる可能性も高まるでしょう。

 

海水面の上昇により、住み続けていくことができなくなる小さな島もあります。

 

温暖化の危険ライン

2015年11月にパリで開かれた、COP21(気候変動枠組条約締結国会議21回目)では、「パリ協定」を採択し、長期的な気温上昇抑制の目安として次の目標を示しています。

 

「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃以下に抑える努力を追求すること」

 

平均気温が2℃上昇することは、人間の生活に対して大きな影響を及ぼす危険ラインと考えられており、1.5℃以下にすることが求められます。

 

地球温暖化の今後の予測

このまま二酸化炭素の排出量の削減が行われなかった最悪の場合、2100年には5℃以上の気温上昇の可能性があります。

 

JCCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター)が発表している地球温暖化の影響予測では、今後数十年の間に温室効果ガスの排出を大幅に削減しない限り、気温は大きく上がると述べています。

 

21世紀半ばに実質CO2排出ゼロが実現する最善シナリオの場合

2021年〜2040年の平均気温上昇は1.5℃

 

化石燃料依存型の発展のもとで気候政策をしない最大排出量シナリオの場合

今世紀末までに3.3〜5.7℃の気温上昇

 

CO2排出ゼロはかなり厳しい目標と思われますが、1.5℃以上までの上昇でなんとか耐えられるようにしたいところです。

 

 

SDGsの目標に対し地球温暖化STOPに向けて自分たちができること

地球温暖化STOPに向けて、具体的にわたしたちができることを解説していきます。

 

対応については以下の2つの対策に分けられます。

  1. 地球温暖化を進めない
  2. 地球温暖化の影響から身を守る

 

1.地球温暖化を進めない

わたしたちが生活の中で排出する二酸化炭素が温暖化の原因の一つと考えられています。

 

二酸化炭素の排出量を削減するためにできることを実行していきましょう。

  • できるだけ公共の交通機関や自転車などを使用する
  • 冷暖房などの温度設定を過度にしない・省エネな家電を使う
  • エコバッグの使用などでゴミの排出を減らす

 

2.地球温暖化の影響から身を守る

二酸化炭素の排出量を減らしていっても、地球温暖化は今後まだ進みます。

 

気温上昇や災害に備えて対策を行っておくことも重要です。

  • 熱中症にならないように早めに水分補給する
  • 天気予報に注意し、台風や大雨の場合は早めに避難する
  • 避難場所や避難場所までの経路を確認しておく

 

 

地球温暖化を止めるために一人ひとりがSDGsを意識しよう

SDGsでは「持続可能な開発目標」として17の取り組むべきテーマが掲げられており、13番目の目標が主に地球温暖化対策に関する目標となっています。

 

目標13 「気候変動に具体的な対策を」では5つのターゲットを設定し、各国に対して費用も含めた具体的な対策を推進しています。

 

このまま二酸化炭素の排出量の削減が行われなかった最悪の場合、2100年には5℃以上の気温上昇の可能性も。

 

現在の気温でもこれだけ災害が増えている中、5℃もの気温上昇があれば、人類存続に関わるリスクがあることが想像できます。

 

わたしたちだけでなく、子どもたちの世代に対しての影響を考えると対策は待ったなしです。

 

日々の生活の中でわたしたちにできることを小さいことからでも実行していきましょう。

 

アースコムでは、地球温暖化対策として再生可能エネルギーを利用する、太陽光発電投資・環境事業投資をサポートしています。

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この記事を書いた人

石井錬 マーケティング部

メルマガの配信など広告担当の役割をしつつ、シミュレーションなど営業ツールの作成を担当している。

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