2023.12.07
太陽光発電投資のローンの種類や特徴は?シミュレーションも確認!
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
太陽光発電投資では発電所一つにつき1,000万円~2,000万円は必要となり、多額の資金を必要とするため、ローンを組む方がほとんどです。
でも実は、サラリーマンの方でも太陽光発電投資を始められるほど、実は太陽光発電投資はローンが組みやすいんです。
今回は太陽光発電投資のローンの種類や、ローンを組むメリット・デメリットについて解説!
ローンシミュレーションをもとに、どのくらい利益が出るかもお話します。
目次
太陽光発電投資のローンの種類とは?
ローンを組める金融機関の種類としては主に「日本政策金融公庫」「ノンバンク信販系」「地方銀行・信用金庫」の3つがあります。
金利や融資期間の目安を比較し、それぞれの特徴を見ていきましょう。
金利
- 日本政策金融公庫:1%台
- ノンバンク信販系:2.5%前後
- 地方銀行・信用金庫:金融機関により異なる
金利が最も低いのが日本政策金融公庫です。
金利が低い分、事業計画の提出の義務があるなど審査が厳しかったり、手続きに時間を要したりするといったデメリットもありますが、太陽光発電投資に関する融資限度額が7,200万円と大きいのが特徴です。
金利が高めのノンバンク信販系は審査が下りやすく、太陽光発電投資でよく利用される金融機関です。
一定の基準を満たせばローンが下りるので、勤続年数が長いサラリーマンの方には有利でしょう。
地方銀行・信用金庫は、対応エリア外の発電所への融資は難しいようですが、資金(担保)に余裕のある方や、エリア内の事業で実績がある方にはローンが下りやすい傾向にあります。
融資期間
- 日本政策金融公庫:20年
- ノンバンク信販系:15年
- 地方銀行・信用金庫:金融機関によって異なる
審査が厳しい分、融資期間も長いのが日本政策金融公庫です。
ノンバンク信販系は15年とやや短いため、利率が高いことも頭に入れ、利回りが高い物件を探す必要があるでしょう。
地方銀行・信用金庫は交渉次第といったところです。
太陽光発電投資でローンが下りやすい理由
太陽光発電投資は融資が受けやすい投資商品の一つです。
理由としては「安定した収益が見込めるから」これに尽きるでしょう。
太陽光発電投資はFIT制度により、20年間は固定価格での買取が保障されています。
これは融資を受けるうえで大きな武器となります。
また、太陽光発電投資は「発電して、売る」と、難しいテクニックが不要で、失敗が少ないことも大きな要因です。
太陽光発電投資は短期間で高い利益を上げるのは難しいですが、20年という長期間にわたって安定した利益を生み出すことができるため、金融機関も「リスクが少ない」ことを理解しているのです。
太陽光発電投資のローンを組むメリット・デメリット
太陽光発電投資でローンを組むときにはメリットとデメリットがあります。
ローンを組むメリット
- 資金が少なくても参入できる
- 余剰資金を事業拡大や他の投資に振り分けられる
- ローンの利息を経費として計上できるので節税につながる
手持ちの資金が少なくても投資が始められるのが大きなメリットです。
また、突発的な支出にも対応できるよう、手持ちの余剰資金すべて投資費用にするのではなく、ローンを組んで手元にお金を残しておくほうが安心です。
融資が付きにくい他の投資や、現金が必要な投資に資金をまわすこともできるでしょう。
太陽光発電投資のローンは長期間にわたって少しずつ返済していく形なので余剰資金が出やすく、手持ちの資金があれば発電所の故障などのトラブルにもスムーズに対応できます。
ローンを組むデメリット
- 発電所に異常をきたした場合、ローンの返済が難しくなる可能性がある
- 利息の支払いがあるため利益が減る
ローンの利息を経費に計上できるものの、収益自体は減ってしまうのはデメリットです。
収益の要は「発電」なので、発電所のトラブルがあっても対応可能な資金を準備しておく必要があります。
太陽光発電投資のローンを組むとどう変わる?シミュレーションを紹介!
1,500万円の発電所を購入するときのシミュレーションをしてみましょう。
条件は以下の通りです。
- 物件価格:1,500万円
- 年間ランニングコスト:20万円
- 年間売電収入(想定):150万円
- 表面利回り:10%
ただし、償却資産税が毎年減っていくことや、太陽光パネルの劣化率による発電量の減少などは計算に加味しておりません。
太陽光発電ローンを組まない場合
太陽光発電ローンを組まず、すべて手持ちの資産で20年間運用を行った場合の試算は以下のようになります。
150万円(年間売電収入)-20万円(年間ランニングコスト)=130万円(1年間の収益)
130万円×20年=2,600万円
2,600万円(20年間の収益)-1,500万円(物件価格)=1,100万円(収益)
20年間、ローンを組まずに太陽光発電投資を行った場合の収益は1,100万円となります。
太陽光発電ローンを組んだ場合
1,500万円を借り入れたケースをシミュレーションしてみましょう。
金利はサラリーマンの方でも借りやすいノンバンク信販系に近い2.5%、借入期間は15年で計算します。
1,500万円(借入額)÷15年(借入期間)=100万円(一年間の返済額)
利息は1,500万円×2.5%=37.5万円なので、1年目の返済額は137.5万円
1年目の収益:150万円(年間売電収入)-20万円(年間ランニングコスト)-137.5万円=-7.5万円
全額を借り入れた場合、初年度はマイナスでのスタートになりました。
2年目の利息は1,500万円(借入額)-100万円(1年目に返済した額)を元に計算するので
1,400万円×2.5%=35万円。2年目の返済額は135万円
2年目の収益:150万円(年間売電収入)-20万円(年間ランニングコスト)-135万円=-5万円
このような計算で3年目以降も計算していくと以下のようになります。
3年目の収益:-2.5万円
4年目の収益:0円
5年目の収益:2.5万円
~
15年目の収益:27.5万円
16年目以降は返済が無いので、150万円(年間売電収入)-20万円(年間ランニングコスト)=130万円の収益となり、16年目~20年目の収益は130万円×5年で650万円となります。
1~15年間の収益と、16年目~20年目の収益の合計は、150万円+650万円=800万円です。
返済期間中はマイナスも出るなど耐え忍ぶ期間となりそうですが、5年目以降はわずかながらですが収益が出始めます。
ローン完済後は売電収入がそのまま入ってくる形に。
頭金ゼロでも800万円の収益を上げることができます。
前述したように、利息は経費として計上できるので節税対策にもなります。
太陽光発電投資はローンが使え、頭金ゼロでも利益が出る
太陽光発電投資は一つの発電所につき1,000万円~2,000万円かかりますが、サラリーマンにも人気の投資方法。
サラリーマンでも投資を始めやすい理由は、ローンが下りやすいからです。
太陽光発電のローンに対応できる金融機関としては、日本政策金融公庫、ノンバンク信販系、地方銀行・信用金庫などがあります。
太陽光発電投資は安定した収益が見込めるため事業が立ち行かなくなるリスクが低いと考えられ、ローンが下りやすい傾向にあります。
ローンの利息は経費として扱えるので節税対策にもつながるでしょう。
頭金ゼロの場合でも20年間発電所を運営することで収益を上げることができます。
ノンバンク信販系は金利が高く融資期間は15年ほどのところが多いので、利回りが良い物件を探すことも重要なポイントです。
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