2021.07.21
トランクルーム投資・コンテナ投資とは?メリットやリスクも知って検討
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
近年、トランクルームの需要が増加していることをご存知でしょうか?
それに伴い、トランクルーム投資・コンテナ投資の人気も高まっています。
今回は、トランクルーム投資・コンテナ投資について解説。
投資の特徴や始め方、メリットデメリットをご紹介するとともに、考えられるリスクと投資を成功させるポイントについてもお話します。
目次
トランクルーム投資・コンテナ投資とは?詳しくご紹介!
トランクルーム投資とは、物置に使えるスペースを貸し出す場所を提供するものです。
トランクルームには、貨物の輸送に使われるコンテナを屋外に置く「屋外型」と、建物をパーテーションなどで区切ってスペースを貸し出したり、トランクルーム専用の建物で一部屋ずつ区切って使われたりする「室内型」の2種類があります。
トランクルーム投資はコンテナ投資とも呼ばれることがありますが、これは屋外型のコンテナを利用するケースを指す言葉です。
トランクルーム投資の経営方式は、以下の3つです。
- 投資からトランクルーム運営まで土地の所有者が行う「自己運営型」
- トランクルーム管理会社にフランチャイズ料金を支払いながら運営する「フランチャイズ型」
- 土地をトランクルーム会社に貸し出して地代を収益とする「業務委託型」
①、②はトランクルームの稼働率によって収益が変わりますが、③は土地を貸しているだけなので、稼働率にかかわらず一定の地代が収益として得られます。
トランクルーム投資のメリットや利回りをチェック
トランクルーム投資のメリットをご紹介します。
トランクルーム需要が年々高まっている
大手トランクルーム管理会社の調査によると、家の延床面積が年々狭くなっていることと反比例するように、トランクルームの設置数は年々増加していることがわかっています。
また、昨今オンライン授業や在宅ワークの広がりを受け、作業スペースを確保するために家の収納スペースが足りなくなっており、収納先としてトランクルームを選択肢に挙げる方も増えてきました。
今後もそのような動きは続くものと見られ、まだまだトランクルーム事業への参入は需要が高いと考えられます。
初期費用が少ない・ランニングコストが低い
トランクルームは水道やガスなどはいらないので、同じような投資手法であるマンションやアパートの不動産投資と比べると、設置にかかる初期費用を抑えられます。
屋外型のコンテナを利用する場合に関しては、コンテナの料金がかかるため、初期費用は500万円〜2,000万円ほどと高額になります。
ただし、かかるランニングコストは毎月地代のみなため、トランクルームでは家賃がかかると考えると、収益率は高くなるでしょう。
トランクルーム投資のランニングコストには、電気代やセキュリティ費用、土地の固定資産税、屋内型の場合は建物の固定資産税、フランチャイズ料金などが挙げられます。
一般的な不動産投資に比べると、光熱費や管理費用、修繕費用などのランニングコストが抑えられると言えます。
施設が古くなっても利益が落ちにくい
マンション・アパートなどの不動産投資では築年数が古くなるにつれ、借り手が付きにくい上に、修繕費などもかかってきます。
トランクルームの場合は荷物を置くことが目的なので、施設の古さは貸し出しに影響を与えにくいと言えます。
そのため、老朽化が原因で賃料を下げなければいけないといったことも少なく、利益が下がりにくいです。
節税対策になる
屋外型のコンテナを利用する場合、コンテナは動かすことができるので「動産」扱いになり、固定資産税が発生しません。
法定耐用年数は新品のコンテナで7年なので、初年度から減価償却費を大きく計上することができ、節税につながります。
立地の制限が少ない
トランクルーム投資では車での搬入が可能かといった点が重要になるため、住宅の場合に比べて、周辺環境が大きな影響を与えることはありません。
荷物の搬入のしやすさがクリアできれば、敷地を無駄なく使うこともできます。
長期間の使用が多い
トランクルームは引っ越しのときの一時的な荷物置き場として使われることもありますが、日本の住宅事情などから、常時、季節用品や釣り具やスキー道具などのレジャー用品を収納する場所として利用されることが多いです。
そのため、長期にわたって契約される方が多く、収益の波ができにくいというメリットがあります。
高い利回りが期待できる
前述してきたように、初期費用やランニングコストが抑えられる点、老朽化にかかわらず安定した収益を得られやすい点などから、トランクルーム投資では高い利回りが期待できます。
トランクルーム投資の想定利回りは、屋外設置のコンテナ型で35%程度、屋内のトランクルーム型で40%程度と言われています。
税金やメンテナンス費用などのランニングコストを差し引いて計算される実質利回りは、10~20%程度と言われており、マンション投資が実質利回り5%程度であることを考えると、非常に利回りが良いことがわかります。
トランクルーム投資にはデメリットやリスクもある!
利回りが良く、メリットが多いトランクルーム投資ですが、デメリットやリスクもあります。
①空室リスクの可能性
賃料が得られなければ収益化できません。
空室が発生しないよう、立地や客層に合わせた工夫や適正な賃料の設定が必要です。
②儲けが大きくない・価格競争による収益率低下の可能性
トランクルームはマンションやアパートに比べると賃料が数千円と安いため、規模が小さいと特に大きな儲けになるのが難しいです。
利回りは高くても初期費用はある程度かかるため、初期費用回収に時間がかかってしまうという面もあります。
また、需要が高いことから新規参入者も増えており、周辺にトランクルームが多くなった場合、価格競争により料金を下げて呼び込むなど収益率が下がる可能性も。
定着率を高めるなどの工夫も必要となるでしょう。
③ある程度のセキュリティは必要
トランクルームは車で大きな荷物を持ち込んでいても不審に思われにくいため、不法投棄や窃盗のリスクが高まります。
マンションと同程度のセキュリティは不要ですが、ある程度のセキュリティは整えるべきでしょう。
④荷物の劣化や盗難のトラブルが起こる可能性
屋内型のトランクルームであれば空調を設置できますが、コンテナの場合は空調設備がないため高温多湿になりやすく、物によっては変質や劣化の可能性があります。
また、前述したように盗難のリスクもゼロではありません。
利用者との契約前には、変質・劣化のリスクやデメリットをきちんと説明し、貴重品は置かないことなどを明確に示しておく必要があります。
トランクルーム投資を上手く成功させるポイント
トランクルーム投資のデメリットやリスクを理解したところで、ポイントを押さえて投資を成功に導きましょう。
利便性の良い場所を選ぶ
車を日常的に利用する方が多い場所であれば、車の出し入れがしやすく、敷地内でも車を動かしやすい配置にします。
都市部にあり、利用者が電車やバスを使ってくることが予想される場合は、交通の便が良い場所を選ぶと良いでしょう。
自宅とトランクルーム間を走る、無料シャトルバスを運行するサービスをしている会社もあります。
2階建てよりもできれば1階建てタイプを
荷物を出し入れが容易にできるよう、できれば1階建てタイプがおすすめです。
ただ、敷地面積と利用率などの兼ね合いもあるため、場合によっては2階建ての方が利益が出ることも考えられます。
客層・立地に合わせたサイズ選びをする
トランクルームの大きさには、ファミリーなど荷物が多めの方向けの4畳や8畳タイプ、単身世帯にも使いやすい1畳〜2畳タイプなどがあります。
トランクルームを設置するエリアの客層に合わせたサイズ選びが成功のカギです。
早く満室にするための工夫をする
マンションやアパートと違い、トランクルームは物件情報などが出ないので宣伝が難しく、空室が埋まるのに時間がかかってしまいます。
看板や広告を出すなどの工夫や、フランチャイズにして知名度を上げるなどの対策も効果的です。
トランクルーム投資は利回りの高い不動産投資
トランクルーム投資とは、荷物を置くスペースを貸し出す場所を提供する不動産投資の一種です。
特に屋外に貨物用コンテナを設置する場合はコンテナ投資とも呼ばれます。
トランクルームの運営を行って賃料を収益とする方法と、土地だけをトランクルーム会社に提供して一定の地代を受け取る方法の2種類があります。
トランクルーム投資は高い利回りが期待できるなどメリットが多く、需要も高いのが特徴です。
ただし、空室や盗難・不法投棄などのリスクもあるので、対策を講じる必要があります。
トランクルーム投資を成功させるポイントは、利用者のニーズに合った商品を提供することです。立地やトランクルームのサイズ、利便性などを利用者目線で考え、広告などを工夫して周知することも大切です。
「土地があるけどトランクルームには不向きかも…」そんなときは、太陽光発電投資はいかがですか?
アースコムでは福島をはじめとして日本各地で太陽光発電投資の実績がありますので、お気軽にご相談ください。