2023.12.07
太陽光発電投資の詐欺の手口とは?騙されないポイントや対処法も
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
太陽光発電投資は比較的新しい投資法であるため、情報が少ないことがネックとなり、詐欺に巻き込まれてしまうこともあります。
そこで今回は、太陽光発電投資に関する詐欺にはどのようなものがあるのか、その手口をご紹介!
騙されないためのポイント、万が一詐欺にあってしまったときの対処法についても解説していきます。
目次
太陽光発電投資によくある詐欺の手口とは?
まずは、太陽光発電投資に見られる詐欺の事例を紹介します。
架空案件でっち上げ詐欺
本来存在しない太陽光発電所を作り上げ、手付金を支払わせ、行方をくらませる手法です。
セミナーに参加させるなどして、いかにも事業がきちんとあるかのように見せて数百万円をだまし取られることもあります。
また、架空の太陽光発電投資ファンドを作って出資金をだまし取る手法もあります。
本当にセミナーをしているきちんとした業者もあるため、見分けるのが非常に難しいケースです。
母体となる会社がしっかりしたものであるかや、これまでの販売実績なども確認することが大切です。
売電シミュレーションごまかし詐欺
売電量・売電収入はシミュレーションで計算することができますが、シミュレーションを使って誇張した売電収入を見せるケースもあります。
シミュレーションでは、光の強さ・面積・時間をかけ合わせてわかる「日射量」が重要になります。
この日射量を「日照時間」として表示している業者には要注意!
日照時間には光の強さが反映されないため、一日中晴れている状態で計算しているようなものなのです。
太陽光発電投資では、くもりの日や雨の日など天候に左右される部分があります。
また、パネルが熱くなり過ぎると熱損失が出て、出力低下を招いてしまうことも。
経年により出力が少しずつ落ちていくこともふまえると、フルに発電した状態を基準に計算しているシミュレーションはアウトです。
モニター詐欺
太陽光発電パネルをモニターとして付けるよう依頼し、モニター価格を提示して、安く購入できるように見せかける手法です。
以前、まだ太陽光発電がメジャーでなかったころには、いくつかの自治体でモニター案件もあったようですが、現在は一般家庭にも太陽光発電が普及してきているなかで、あえてモニターを募集するのは詐欺だと考えていいでしょう。
計画倒産詐欺
架空の投資話とは違い、実際に発電所はあるものの、計画的に倒産して資金を持ち逃げする手法です。
発電所があるため、はじめから倒産しようとしていたか、騙すつもりがあったのかを証明することが非常に難しいケースです。
企業について口コミや実績などから評判を確認し、入念にリサーチするほかありません。
メンテナンスゼロで確実に儲かると言う
太陽光発電はメンテナンスは比較的少ない方ですが、ゼロではありません。
また、ローリスクとは言え、あくまでも投資なので「確実に儲かる」とも言い切れません。
「メンテナンスは不要で確実に儲かる」と良い面ばかりを取り上げ、太陽光発電投資のデメリットやリスクを説明しない業者は危険です。
高額な工事費を請求する
太陽光発電が普及してきているとは言え、工事費や設備費の相場は具体的にどのくらいかかるのかがわかりにくい部分です。
実際は太陽光発電設備が普及してきたため設備費用が値下がりしているのに、不当に高額な値段を付けて請求するケースもあります。
複数の業者から見積もりを取るなどして、相場を知っておくことが自衛につながります。
手抜き工事を行う
太陽光発電パネルの設置は、土地の形状によって工事方法が異なります。
斜面と水平な土地では補強工事の必要性なども変わるため、適切な工事が行われていないと、設備が壊れてしまったりして大きな損害を出してしまうことにも。
契約した中には土壌改良や整地費用が含まれているのに実際は行われていなかったり、粗悪な設備を使われたりするケースもあります。
太陽光発電投資の詐欺に騙されないためのポイントは?
太陽光発電投資で詐欺に遭わないために、気をつけておきたいポイント3つをまとめました。
① 業者の調査を入念に行う
太陽光発電普及時には多くの業者が参入しましたが、現在ではかなりの数が淘汰され、本当に実績のある業者が残っています。
しかし、詐欺に遭わないためには入念な調査が必要です。
チェックしたい項目には以下のようなものがあります。
- 詐欺被害が無いか
- 法人として登記されているか
- 代表住所や番号に会社が実在するか
- 口コミや実績
インターネットである程度の情報は確認できますが、業者側がいいように書き換えることもできるため、可能なら実際に会社を訪ねるなどして確認をするのもいいでしょう。
② 太陽光発電投資に関する知識を得る
太陽光発電投資に関する情報は、本やインターネット上にたくさんあります。
自分で調べようと思えば調べられるので、業者の言いなりにならないような主体的な知識を得ることが大切です。
売電量のシミュレーションも自分でできます。
知識を身につけていれば、業者が自分に都合の良い言い回しをしているのに気付くこともできるでしょう。
③ 即決は絶対にしない
「早く始めたほうがお得ですよ」「この物件は狙っている人が多いので、早く購入した方がいいですよ」などと言って、契約を急がせる業者には要注意です。
物件を探す場合は、複数の業者を比較することも重要です。
絶対に1つの業者だけを見て即決しないようにしましょう。
太陽光発電投資の詐欺への対処法も知っておこう
万が一、太陽光発電投資の詐欺に遭ってしまったときの対処法についてもご紹介します。
工事が完了してしまうと契約の取り消しが難しくなります。
早期解決のためにも、おかしいと感じたら早急に対応しましょう。
クーリングオフをする
クーリングオフ制度では、契約が完了していても、一定の期間内であれば無条件で契約を撤回することができます。
太陽光発電投資を訪問販売で契約した場合、契約日から8日以内であれば契約を解除できます。
業者がクーリングオフを拒否したり、強引な態度で契約を結ばされたりした場合は、既定の期間を過ぎてもクーリングオフが可能なケースもあります。
専門家に相談する
国民生活センターや消費者ホットライン、弁護士など、契約や消費者保護の専門家はたくさんいます。
自分の力で解決するのは難しいと感じたら、すぐに専門家に相談しましょう。
詐欺以外にも!太陽光発電投資で気を付けたいこと
詐欺ではなくても、太陽光発電投資では気をつけておきたいことがあります。
まずは意図しない倒産。
資金難などにより、意図せず業者が倒産してしまうことがあります。
まずは業者の評判などをチェックしておくことは絶対ですが、社会情勢の影響などでやむを得ず倒産してしまうケースもあります。
融資を受けて太陽光発電投資をする場合は、工事完了後、引き渡しが済んでから返済が開始するため、引き渡し前であれば費用は発生しません。
ただし手付金や中間金など、すでに業者に支払ってしまったものは戻ってこないということは覚えておきましょう。
次に、整地不良でパネルの架台がズレてしまうといったケースです。
意図的な手抜き工事でなくても、業者の知識不足・経験不足などによっても引き起こされる失敗です。
実績があり、安心して工事を任せられる業者選びがとても重要になります。
その他、太陽光発電投資で気をつけたい失敗例はこちらでも詳しく解説しています。
太陽光発電投資の失敗とは?よくあるパターンや原因、対策も解説!
太陽光発電投資の詐欺は見極めと対策が重要
太陽光発電投資の詐欺にはさまざまなものがあり、見分けるのが難しいケースもあります。
陽光発電投資はローリスクと言われますが、あくまでも「投資」なので、絶対に儲かる・リスク無しなどと謳っている業者は危険です。
詐欺に遭わないための有効な方法としては、自分で太陽光発電投資について知識を得て受け身の姿勢を捨てることや、ウマい話に乗って即決しないこと、業者について徹底的に調べること。
知識が少ないとついつい説得力に負けてしまうこともあります。
押しに負けて契約してしまった場合、訪問販売であれば契約から8日以内であればクーリングオフで契約を解除できます。
自分で対応が難しい場合は専門家への早期相談を。
詐欺以外にも気をつけたいことはいくつかあるため、太陽光発電投資に関する正しい知識を入れておくことは大切です。
福島の太陽光発電投資アースコムでは、物件探しから購入、さらに購入後のメンテナンスまで末永くサポートします。
リスクに備えた保証もアリ!お気軽にご相談ください。