2021.02.20
太陽光発電投資は儲からない?儲かる理由や失敗回避策
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
「太陽光発電投資は儲からない」という話を聞くと、心配になりますよね。
しかし、すでに太陽光発電投資をされている投資家の方が、新たに発電所を構えるケースも多いのです。
儲からないのであれば、あり得ない話だと思いませんか?
今回は「太陽光発電投資は儲かる?儲からない?」を徹底解明!
太陽光発電投資が儲からないと言われる理由や、儲けを出す仕組み、失敗しないための対策について解説します。
目次
太陽光投資が儲からないと聞く理由は何?
太陽光発電投資が儲からないと言われる理由として、太陽光発電に関わる制度の改正などがクローズアップされ、一部の情報のみを切り取って解釈がされていることが原因の一つだと考えられます。
その他に、太陽光発電投資で発生するリスクへの対策が出来ていなかったことで損失を出してしまったケースも「儲からない」と言われる一因でしょう。
太陽光発電投資が儲からないと言われる大きな理由を4つをご紹介します。
①売電価格の下落
太陽光発電における売電価格はFIT制度によって毎年定められていますが、売電価格が年々下落しているため「儲からない」と言われる原因の一つになっています。
しかし、FIT制度における売電価格は、太陽光発電の設備費用の市場価格なども反映したうえで決定されています。
太陽光発電の普及に伴って関連設備の価格は下がっているため、売電価格は下落しても利回りはほぼ変わりません。
②助成金や補助金制度の終了
太陽光発電所の設置にかかる各種助成金や補助金といった制度は、太陽光発電を普及させる目的で設立されたものです。
そのため現在はほとんどの助成金や補助金制度がなく、費用負担が大きくなっています。
しかし、太陽光発電施設の減価償却を行って法人税の減税につなげるという、企業の節税対策として使うことはできます。
節税対策について詳しくご紹介したこちらのコラムもぜひご覧ください!
即時償却のメリットとは?税額控除との違いや即時償却が可能な制度も
太陽光発電の即時償却はいつまで?減税可能な税制優遇制度も紹介!
③売電条件の変更
2020年度のFIT制度では売電条件が変更になり、10kW以上50kW未満の太陽光発電所は最低30%を自家消費に充て、残りの部分を売電することと定められました。
全量売電は難しくなりましたが、工場や事務所などで自家消費が可能であれば光熱費の削減にはつながります。
また、50kW以上の発電所はまだ全量売電が可能なので、運営する発電所の規模によっても判断が分かれるところでしょう。
④自然災害や盗難被害による損失
太陽光発電所は台風によるパネルの飛散や破損、土砂崩れによるパネルの流出や水没、盗難による被害などによって損失を受けるリスクがあります。
リスクに対する備えが十分でないと、非常に大きな損失を生み出してしまうことになりかねません。
太陽光投資が儲かる訳とは?利益が出る仕組みやポイント
2020年の売電価格はFIT制度が始まって以降、過去最低となっていますが、それでも利益を出すことはできます。
利益が出る理由は、太陽光発電が「高利回りで長期にわたって安定して運用できるから」です。
株などと違ってFIT制度で固定期間は同一価格で買取がしてもらえ、不動産投資のような空室リスクもありません。
長期にわたる投資期間でも、安定した運用のおかげで精度の高いシミュレーションが可能です。
太陽光発電投資の仕組みは「太陽の光で発電して売る」だけ。
難しいテクニックは必要なく、いかに効率良く発電できるかが利益を出すポイントになります。
効率良く発電するためのポイントには、以下のようなものがあります。
- 日照条件が良い発電所を選ぶ
- メンテナンスをして製品性能を良い状態でキープする
- パネルの過積載を行って発電量を底上げする
日光の照射量が発電量を左右する最大のポイントです。
物件選びで失敗しないための対策法については、次で詳しく解説しますね。
ソーラーパネルの性能を最大限発揮するために、メンテナンスも重要です。
パネルが汚れていると日光が当たる量が少なくなってしまうので、パネルの清掃を行ったり、除草をして草の影ができたりしないように気をつけます。
また、ソーラーパネルをパワーコンディショナーの容量よりも多く載せる、過積載も発電量を上げるテクニックの一つ。
発電し過ぎた時間帯はやや売電ロスが出てしまいますが、その他の時間帯の発電量が底上げされるので、全体の発電量アップにつながります。
「太陽光投資が儲からない!」とならないための失敗回避策
太陽光発電投資は儲かりますが、リスクもありますので、対策をきちんと取っていないと大きな損失を出してしまうことも。
太陽光発電投資のリスクやよくある失敗に対する回避策を知っておき、「儲からなかった!」という方向にいかないよう事前準備しましょう。
リスクその1・物件の環境
物件情報をよくご覧になるのはもちろんのこと、現地に行って確認できればなお良しです。
周辺に影になる建物がないかや、時間帯による日の当たり方、災害危険箇所ではないかどうかのチェック、発電所へのアクセスが容易かなどは物件選びの重要なポイントです。
太陽光発電所は盗難被害も少なくないため、人目に付きにくい発電所は避けたほうが無難です。
近隣住民とのトラブルも想定して現地に行くと、周辺環境なども確認ができ、失敗が少なくなります。
その他、電力会社による出力抑制(制御)が実施されたエリアを避けるといった対策も。
出力抑制とは、太陽光発電の発電量が大幅に増えると、発電量のバランスを取るために電力会社が売電を停止することです。
今後は太陽光発電所がさらに増加することが考えられるため、すでに出力抑制が実施されたエリアは避ける、複数の発電所を所持する場合はエリアを分けるといった方法でリスクを分散させましょう。
リスクその2・中古物件の選び方
すでに発電実績のある中古物件は、発電量の見通しが立てやすいばかりでなく、FIT価格を引き継げるので、高い売電価格で取り引きができるメリットがあります。
ただしFIT期間の延長はできないため、たとえばFIT期間が20年の発電所をFIT認定後12年が経過している段階で購入した場合、残りの8年間はFIT認定期間となります。
年数にもよりますが、最新式の設備に比べて発電効率はやや劣るケースも多いため、「売電価格が高い=儲けが増える」と言い切れるものでもありません。
中古物件を選ぶときは、売電価格とFITの残りの期間、発電効率などのバランスをみて判断してください。
リスクその3・災害や盗難
自然災害や盗難被害は予防をしていても避けられないところも大きいです。
被害を受けた場合に手持ちの資産でカバーすることが難しい状態であれば、保険加入をしておきましょう。
なお、物件選びの注意でも述べた出力抑制に対応する保険もあります。
株式投資だったら保険で対応するなんて絶対にできません。
「万が一」に備え、カバーできるものはしっかり守りましょう!
太陽光発電投資は儲からないのは失敗かも?リスク対策は万全に!
太陽光発電投資は売電価格の下落や各種助成金・補助金制度の終了、災害時の被害の大きさなどから「儲からない」と言われてしまうこともあります。
しかし、太陽光発電投資は、FIT制度によって一定期間は固定価格で買い取ってもらえる、安定した投資法です。発電量が十分であれば確実に利益は出ます!
リスク対策を万全にし、太陽光発電投資を成功させましょう。
太陽光発電投資ならアースコムにご相談ください!
アースコムのコラムでは、太陽光投資発電のメリット・デメリットや、節税対策としての活用法なども詳しくご紹介しています。