2023.12.08

太陽光発電の雑草対策法!費用や注意点、放置した場合のトラブルも

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。

 

太陽光発電の雑草対策はされていますか?

太陽光発電の発電量を上げるためにも、雑草を管理することが重要です。

 

雑草対策を怠ると発電量への悪影響だけでなく、近隣トラブルのもとになってしまうこともあります。

 

今回は雑草対策の方法や費用、雑草を放置した場合のトラブルについてご紹介します。

草原の中のソーラーパネル

 

 

太陽光発電の雑草対策をしないとどんなリスクがある?

太陽光発電で雑草対策を怠ることで発生するリスクは「発電量の減少」「太陽光発電設備の故障」「近隣住民とのトラブル」「盗難・不法投棄などの発生」などが挙げられます。

 

起こり得るリスクについて、1つずつ説明していきましょう。

 

①発電量の減少

雑草が伸びてパネルに影ができると、発電量が落ちます。

ほんの少しの影でも発電量はガクッと落ちてしまいます。

 

②太陽光発電設備の故障

雑草が伸びてパネルに影が落ちてしまうと、ホットスポットと呼ばれる高温状態になり、パネルの故障の原因になります。

また、パネル裏側はさほど強度は高くないので、雑草がぶつかってシートを破損してしまうことがあります。

ネズミなどの害獣が住みついてしまうと、ケーブルをかじられるリスクもあるでしょう。

 

③近隣住民とのトラブル

雑草が生い茂ることにより害虫や害獣が住みついてしまうと、近隣の農作物にまで被害を及ぼすことも。

景観も良くないため、悪い印象を持たれてしまいます。

 

近隣トラブルは訴訟に発展してしまうケースもあります。

近隣トラブルについては、実際の事例などをご紹介している「太陽光発電投資による近隣トラブルの例は?解決方法や対策も解説!」もご覧ください。

 

④盗難・不法投棄などの発生

雑草が生い茂っていると管理が行き届いておらず、ずさんな印象を与えます。

そのため犯罪の温床になりやすく、太陽光発電設備の盗難被害を受けやすかったり、不法投棄をされたりするリスクが高くなります。

 

太陽光発電の雑草対策の方法や費用

太陽光発電の雑草対策にはさまざまな方法があります。

代表的なものをご紹介しますね。

 

草刈機で刈る

草刈り機を使って自分で刈る方法です。安価でできますが、ケーブルの切断や小石の飛び跳ねによるパネル破損に注意が必要で、労力がかかります。

費用は、メンテナンス業者に依頼すると1㎡あたり200円~300円が相場で、草の処分費用は1㎡あたり200円程度です。

 

除草剤を使う

薬を撒いて草を枯らす方法です。手軽ですが、周辺に農地や井戸があると雨などで除草剤が流出し、近隣に迷惑をかけるおそれがあり、事前の環境評価が必要です。

除草剤の費用目安は1㎡あたり100円~200円程度です。

防草シートを敷く

日光を遮断するシートを地面に敷き、植物の生育を抑制する方法です。シートを敷く前に除草が必要です。シートの網目が粗いものだと、シートを突き破って生えてきたり、敷き方が悪いとシートとシートの隙間から植物が生えてきたりすることもあります。

シートの費用は1㎡あたり400円から2,000円程度が目安です。

 

砂利を敷く

砂利を敷くと植物の生育を抑える効果が期待できます。防草シートと組み合わせて使うと更に効果が高まります。地面に入り込んでしまった砂利は除去が難しいので、原状回復が必要な土地には不向きです。

費用の目安は石の種類や大きさ、施工費によって異なりますが、1㎡あたり1,500円~6,000円程度です。

 

コンクリートで固める

最も除草効果が高く、長期間にわたって手間がかからない方法です。原状回復が必要な土地に施工する場合は撤去費用まで含めて考える必要があります。

費用は高額で、1㎡あたり5,000円~10,000円程度が目安です。

 

その他にも、クラピアやクローバーなどのカバープランツを植えて雑草の生育を抑える方法や、羊を飼って草を食べてもらうなどの方法もあります。

ただし、管理が難しく費用もかかるため「景観を良くしたい」「企業のイメージアップに使いたい」「話題にしたい」といった目的があればご検討いただくといいかと思います。

 

代表的な除草方法の費用は以下のコラムで詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。

太陽光発電の除草費用の目安は?少しでも安く抑える方法も

 

 

太陽光発電の雑草対策の注意点

草刈り機

草刈りや除草剤散布は定期的に行わないと、あっという間に草が伸びてしまいます。

除草の頻度は草刈りが最も多く年4回程度、除草剤の散布は年2~3回になるでしょう。

 

砂利は地面に入り込んでしまったり、雨で流出してしまったりするため、途中で追加が必要になることもあります。

防草シートは安価な物だと2~3年で破れてしまうことも。

少し質の良いものを選べば10年程度は持つため、手間も抑えられて結果的にコストも下がるでしょう。

 

防草シートのみ敷く場合は、シートの上に土が載ってしまうとそこに雑草が生えてしまうので、土があれば取り除くようにします。

 

また、太陽光発電設備の設置に使う土地を賃貸契約している場合は、基本的に原状回復が必要です。

その後の土地の利用方法によっては除草剤や砂利は使えないので、撤去の費用なども含めてよく検討するよう注意してください。

 

発電所が遠かったり、時間が取れなかったりと、自分で雑草対策ができない方もたくさんいらっしゃいますよね。

そんなときは雑草処理も含まれているメンテナンスパッケージを選ぶなど、専門業者に外注しましょう。

手間もかからず、プロならではのしっかりとした作業が期待できます。

 

 

太陽光発電の雑草対策は絶対必要!

太陽光発電では雑草対策をしないと「発電量の減少」「太陽光発電設備の故障」「近隣住民とのトラブル」「盗難・不法投棄などの発生」といったリスクが生じます。

 

より良い発電所運営のために、雑草対策は欠かせません。

 

除草の方法としては、草刈り、除草剤、防草シート、砂利、コンクリート施工などが挙げられます。

 

除草の頻度は、多いもので草刈りが年4回程度。高品質の防草シートやコンクリート施工をしてしまえば、ほぼ手間はかかりません。土地が賃貸の場合は原状回復義務も含めて検討しましょう。

専門業者のメンテナンスパッケージを利用するのも一つの手です!

 

福島をはじめ各地の太陽光発電投資物件を扱うアースコムでは、お客様のメンテナンスのご負担を減らして安心して発電所運営ができるメンテナンスパッケージもご用意しております。

ぜひお気軽にお問い合わせください!

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この記事を書いた人

堀口優人マーケティング部

広報担当として、太陽光発電所の物件情報、節税や償却などの専門知識を発信。より良いサービスを提供できるよう市場調査にも注力 している。

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