2022.02.15

ソーラーシェアリングで遠隔監視は必要?メリットや活用法、選び方まで

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。

 

農業と太陽光発電を同時に行うという「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」。

太陽光発電が普及するなかで、近年話題になっている方法です。

 

太陽光発電の管理には「遠隔監視」というシステムがありますが、ソーラーシェアリングを行うなら、遠隔監視を導入することでさまざまなメリットが得られます。

 

今回はソーラーシェアリングでの遠隔監視について、必要性や特徴、メリット、選び方とともに詳しくお話していきます。

スマホ

 

 

ソーラーシェアリングで遠隔監視は必要?その特徴やメリット

ソーラーシェアリングとは、2m以上の支柱を立てて太陽光発電設備を農地に設置し、農業と太陽光発電を同時に行う仕組みのこと。

 

通常、大規模な野立ての太陽光発電を行う場合は、耕作放棄地などを利用して農地転用をしたうえで太陽光発電設備を設置します。

 

一方、ソーラーシェアリングでは今ある農地はそのまま使用し、農地転用はせずに太陽光発電設備を設置します。

 

新たに土地を用意する必要がないため「農業収入にプラスアルファの収入ができる」「収入が不安定な農家を支える手段となる」といったメリットがあります。

 

ソーラーシェアリングで遠隔監視がおすすめな理由

太陽光発電の管理には「遠隔監視」という方法がありますが、ソーラーシェアリングを行うならぜひ取り入れたいシステム!

 

遠隔監視の基本的な機能は、太陽光発電の「発電量を常時チェックすること」です。

遠隔監視システムを利用すれば、遠く離れた遠隔地からでも設備状況が監視できます。

 

発電量を24時間体制でチェックすることにより、発電量が減少する現象が見られた場合、故障や盗難など、さまざまなトラブルを早期発見・早期対応が可能になります。

 

また、農業をするにあたり、作物の育成には天候が非常に重要です。

 

遠隔監視システムは現地の気温や日射量が分かるタイプや、監視カメラ付きのものもあるため、離れた場所に農地がある場合でも現場に行かずに対応を検討することができます。

 

ソーラーシェアリングには遠隔監視システムを導入することで、作物の成長状況をチェックできたり、人の手間を減らすことができたりと、さまざまなメリットをもたらしてくれますよ!

 

 

ソーラーシェアリングでの遠隔監視の活用方法や新たなサービス

ソーラーパネル

遠隔監視システムには2通りの方法があります。

また、近年はさまざまな機能を取り入れた遠隔監視システムがあるため、それぞれの特徴を知ることも大切です。

 

遠隔監視システムの種類

遠隔監視システムには、「パワコンから情報を取得する方法」と「電流値を測定する方法」の2つの方法があります。

 

①パワコンから情報を取得する方法

通信機能が付いているパワコンから「RS485」や「TCP通信」と呼ばれる方式で通信し、さまざまな内部情報を得る方法です。

リアルタイム制御に向いており、詳細な故障の原因・状況の把握に役立ちます。

 

②電流値を測定する方法

パワコンから電力系統へ送電するための電線に、「CTセンサー」と呼ばれる電流量を測定するための機器を取り付ける方法です。

メーカーを問わずに設置可能なので取り入れやすく、価格も手ごろであるというメリットもあります。

 

 

遠隔監視システムの新たなサービス

太陽光発電は数十年にわたって長期運用していくものです。

長く取り入れるものだからこそ、コストや機能性にはこだわりたいですね。

 

近年は、さまざまな機能やサービスを搭載した遠隔監視システムが登場しています。

 

スマホ対応

発電所は24時間稼働するため、いつでもどこでも発電状況を確認できるようスマホ対応しているところも増えています。

 

地震や災害などの緊急時に、外出先でもすぐに確認できると安心感につながりますし、故障の際の対応もスムーズです。

 

ネットワークカメラによる監視

太陽光発電の様子を、ネットワークカメラを通じてライブ映像で見られるサービスもあります。

発電所の様子が確認できるのはもちろん、現地に行かなくても作物の成長の様子を見ることができるほか、防犯・盗難対策としても有効です。

 

測定データのデータベース保存

データベースに発電量データの保存ができるサービスがあります。

独自の解析機能を搭載しているものもあり、一日の発電量の推移や売電額を確認できます。

 

異常発生時の対応

無人環境において、電波環境が悪い場合や通信エラーが起こった場合に、自己リセット・定時再起動機能を備えたシステムです。

 

遠方ですぐに駆けつけられない場合でも、予期せぬ事態に対応することが可能です。

 

また、異常事態に備えてメールで連絡をするというサービスがあるシステムもあります。

 

遠隔地からの散水

スマホで作物の状況を確認し、状況に応じてスマホで操作するだけで作物に散水できるシステム。

出張などで散水ができない場合も、このシステムを使用すれば安心です。

 

オーダーメイドの遠隔監視を含むメンテナンスサービス

営農と太陽光発電を両面からサポートする、オーダーメイドのメンテナンスサービスも登場しています。

24時間の遠隔監視で発電量が急低下した場合などは、メンテナンス業者による現地点検などを行います。

 

オーダーメイドのため、雑草対策やパネル清掃などトラブルを未然に防ぐメンテナンスサービスをニーズに合わせてつけることができます。

 

 

ソーラーシェアリングの遠隔監視はどんな選び方をするべき?

POINT

営農と太陽光発電を長期運用していくソーラーシェアリングをトラブルなく効果的に活用するためには、遠隔監視システムの選び方が重要です。

以下のポイントをチェックしつつ選んでみましょう。

 

①評判の良い会社を選ぶ

口コミは参考になるものが多いです。

インターネットなどに掲載されている口コミを参考に、評判の良い会社を選ぶと良いでしょう。

 

身近に発電所オーナー様がいらっしゃる場合は、実際に使われている視点からお話を伺うのもオススメです。

 

②スマホに対応している

発電所は24時間稼働しています。

そのため、いつでもどこでも確認できるようスマホ対応しているところは便利です。

 

地震や災害などトラブルが起きた際にも、遠方からすぐに確認できると安心感につながります。

また、盗難や故障の際にもスムーズに対応できますよ。

 

③発電量の測定データが正確に出る

発電量のデータが正確に出ることも重要です。

 

精度が良いことで、小さなトラブルも見つけやすくなったり、トラブルを未然に防いだりという効果もあります。

 

④操作が簡単でデータが見やすい

まめにデータをチェックするには、データの見やすさや操作の簡単さは非常に大切です。

トラブルの確認だけでなく、日々の発電量情報チェックにも役立ちます。

 

⑤メンテナンス会社と連携している

発電所の異常を察知したときに、すぐにメンテナンス会社と連携できると、対応が素早く安心です。

 

 

ソーラーシェアリングには遠隔監視システムが必須

太陽光発電の管理には「遠隔監視」というシステムがありますが、ソーラーシェアリングを行うなら、遠隔監視の導入することでさまざまなメリットが得られます。

 

発電量を24時間体制でチェックすることにより、発電量が減少する現象が見られた場合、故障や盗難など、さまざまなトラブルを早期発見・早期対応が可能になります。

 

また、遠隔監視システムは現地の気温や日射量が分かるタイプや監視カメラ付きのものもあるため、離れた場所に農地がある場合でも現場に行かずに対応を検討することができますよ。

 

私たちアースコムでも、遠隔監視システムをオススメしております。

 

アースコムの太陽光発電遠隔監視ではソーラーモニターや監視センターを使い、小さな異常もすぐに察知。

状況を24時間365日で常時監視しているため、スムーズに対応ができます。

 

故障の早期発見・問題箇所の判別を早急に行い、損失を最小限に抑えることが可能です。

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この記事を書いた人

堀口優人 マーケティング部

広報担当として、太陽光発電所の物件情報、節税や償却などの専門知識を発信。より良いサービスを提供できるよう市場調査にも注力している。

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