2022.09.14

インパクト投資の日本の現状とは?エコシステムについても紹介

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの石井です。

 

投資をするうえで、日本のインパクト投資の現状はどうなっているのか知っておきたいという方は多いでしょう。

 

実は、日本のインパクト投資はまだまだ発展途上の段階。

課題もあるのが現状です。

 

そこで今回は、日本のインパクト投資の現状について解説。

日本の市場規模や現状、課題や解決策となるエコシステムについてもお話しします。

インパクト投資と書かれた付箋

 

インパクト投資の日本の市場規模を紹介

インパクト投資とは、企業・団体への投資において、投資財務的なリターンだけでなく、社会的・環境的インパクトを生み出すことを目的にしている投資行動のこと。

 

従来の投資は「リスク+リターン」ですが、インパクト投資ではそれに加えて「インパクト」も重視されます。

 

ここでいう「インパクト」とは、「短期か長期かを問わず、人や地球に対する影響や変化」を意味しています。

 

インパクト投資に取り組む組織の約6割がアメリカ・カナダ、2割がヨーロッパに立地しており、その点では日本はやや後進国。

 

しかし、インパクト投資残高は、GSG国内諮問委員会が2021年に行った調査によると、インパクト投資残高は2021年は約1兆3,204億円。

2016年には約337億円だったことから、なんと約40倍にもなっています。

 

日本では新たに、資産運用会社や保険会社、金融機関等がインパクト投資に参入することになったこともあり、右肩上がりで市場が拡大しています。

 

インパクト投資の基本的情報やESG投資との関連性については「インパクト投資とは?ESG投資との関連性や違いについても解説」で詳しく解説しています。

ぜひ、あわせてご覧ください。

 

 

日本のインパクト投資の現状とは?

インパクト投資は、日本ではまだなじみがないのが現状です。

 

日本のインパクト投資では、3つの課題があるといわれています。

  1. インパクト投資の理解不足
  2. 市場規模が小さい
  3. 社会的整備不足

 

これらの課題について、具体的にどういうことなのか見ていきましょう。

 

課題1:インパクト投資の理解不足

投資家のみならず、一般市民・企業からの理解不足が挙げられます。

そもそもインパクト投資がどんなものかという、基本的なことさえも知られていないケースも多いです。

インパクト投資における「インパクト」の重要性について理解が得られないパターンもあります。

 

課題2:市場規模が小さい

インパクト投資は新しい投資手法のため、投資先や投資家がそもそも多くありません。

インパクト投資の理解不足も一因ですが、市場参入者が少ないため、成長スピードが遅く、成熟した市場になれていないという点が課題です。

 

課題3:社会的整備不足

インパクト投資の評価手法が確立できていなかったり、普及・活用方法が不足していたり、国際的な枠組みや政府の制度の整備不足があったりするという課題があります。

これら3つの課題は相互に関係し合っており、どれか1つだけ解決できても意味がありません。

 

課題解決のためには、とにかく実績を積むことです。

多方面のステークホルダーと連携し、トライアンドエラーを繰り返して、市場を拡大・充実させていく必要があります。

 

インパクト投資への理解を深めたいという方は「インパクト投資のメリット・デメリットとは?事例もあわせて解説」もぜひご覧ください!

 

 

日本の「インパクト投資のエコシステム」とは?

セミナーの風景

エコシステムとは、もともと生態系という意味の言葉でした。

近年、ビジネスの世界でよく使われるようになり、業界同士や製品、サービス、プロダクトなどが連携し、大きな利益構造を構成する枠組みのことを「エコシステム」と呼ぶようになりました。

 

インパクト投資のエコシステムを確立するためには、次の8つの取り組みが必要だといわれています。

具体的なアクションと合わせてご紹介します。

 

8つの取り組み 具体的なアクション
①投資に対するリテラシーの向上 ・インパクト投資に関する情報を発信する

・投資家教育を充実させる

・金融機関や業界団体へ働きかける

②金融商品や資金供給チャネルの充実 ・社会的インパクトを発生させる金融商品を開発する

・資金供給の仕掛け作りを行う

③投資家への情報提供の充実・投資家の行動変容の促進 ・投資家に向けてセミナーやカンファレンスを行う

・税制優遇などのインセンティブ設置を推進する

・社会的インパクトが発生した事例を共有してインパクト投資への興味関心を高める

④社会的課題解決と価値創造に取り組む事業者の成長の機会づくりとそれを支える組織・機関の充実 ・事業者と支援者をつなぐプラットフォームを設立する

・投資対象を広く探すための仕組みづくりを行う

⑤社会的インパクト評価の手法の確立・普及 ・評価手法を確立する

・インパクト投資の知見をもつ専門家を育成する

⑥社会的インパクト投資の概念的整理の充実、クオリティの維持 ・インパクト投資を実務・政策面から支えられる人材を育成する

・学術的研究を行う

・行政や立法機関とかかわる機会を作る

⑦社会実装と普及に向けた枠組みづくり ・企業・金融機関だけでなく、国や地方公共団体との連携強化をはかる

・金融機関の職員等が社会的インパクトの意義を広めるセミナーや活動等を行う

・評価基準構築のためのエビデンスや情報共有のための学術組織の体制を整える

⑧多様な担い手のつながりの強化とコミュニティ形成の促進 ・日本全体、世界全体のインパクト投資の情報共有ができる仕組みづくりを行う

・政府、金融機関、投資家、財団等、多様な担い手がつながるコミュニティづくりを行う

 

 

インパクト投資は日本では発展途上だが年々市場は拡大している

インパクト投資は、環境・社会的なインパクトを生み出すことを重視している投資手法のことです。

 

インパクト投資を行う機関の8割が欧米を拠点としており、日本はまだまだ発展途上の段階。

しかしながら、インパクト投資残高は年々増加しており、成長は右肩上がりです。

 

日本でさらにインパクト投資の市場が拡大していくためには、インパクト投資の周知徹底や市場規模の拡大、社会基盤の整備を行う必要があります。

 

日本のエコシステムとして8つの取り組みを行っていくことで、それらの課題を克服できると考えられています。

 

アースコムでは太陽光発電投資を通して、環境に優しいエネルギーや持続可能な電力供給の実現を目指しています。

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この記事を書いた人

石井錬 マーケティング部

メルマガの配信など広告担当の役割をしつつ、シミュレーションなど営業ツールの作成を担当している。

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