2023.02.10
太陽光発電と暗号資産型マイニングを組み合わせるメリットや注意点
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
仮想通貨の新規発行が行える「暗号資産型マイニング」。
近年、暗号資産型マイニングの競争率はますます高くなっており、マイニングするために必要な電力をどのように得るのかも課題となっています。
そこで、電力の供給源として注目されているのが太陽光発電。
売電価格が下がるなか、暗号資産型マイニングに利用することで新たなメリットが生まれると考えられています。
今回は暗号資産型マイニングと太陽光発電をかけあわせることによって生まれるメリットや注意点、導入方法などについてご紹介します。
目次
暗号資産型マイニングとは?
仮想通貨(=暗号資産)は中心となる管理者が存在せず、利用する人みんなが正しい取引状況を確認できる状態にすることで信用が生まれ、通貨として成り立っています。
そこで信用を生み出すために、仮想通貨の取引内容を記帳していき、それをみんなが見られる状態にする「取引データの記帳作業」が必要になります。
暗号資産型マイニングとは、この「取引データの記帳作業」のこと。
暗号資産型マイニングをする人のことを「マイナー」と呼びます。
暗号資産型マイニングが成功すると「報酬」として、マイナーに仮想通貨が発行される仕組みになっています。
暗号資産型マイニングをするためには、コンピューターで膨大な計算をする必要があり、一番最初に計算に成功して記帳が完了すると仮想通貨をゲットできます。
その流れが鉱脈で鉱物を産出したときの様子に似ていることから、「採掘」という意味で「マイニング」と呼ばれているのです。
マイニングはみんなで協力して一つの記帳作業を行うわけでなく、早い者勝ちです。
仮想通貨が得られるのは、一番早く作業を終了させた人のみ。
つまり、いかに早く計算処理できるかが、暗号資産型マイニングで成功する秘訣なのです。
暗号資産型マイニングには、資格が必要なく誰でも始めることができ、これから価値が上がりそうな仮想通貨を手に入れられるというメリットがあります。
また、コンピューターなどの機材が即時償却できることもメリットとして挙げられます。
仮想通貨は発行数が限られているので、価値が上がりやすいと考えられています。
過去の例を見ると、暴落することもあるなど不安定な通貨というイメージも大きいですが、価値が上がれば儲けも大きく、投資として魅力的であると注目を集めています。
そもそもの仮想通貨の仕組みやマイニングの種類など、詳しくは「マイニングとは?わかりやすく基本や方法、利益を出すポイントまで解説」もご覧ください!
太陽光発電と暗号資産型マイニングの組み合わせがおすすめ!メリットは?
暗号資産型マイニングは、太陽光発電と組み合わせて電力を二次利用することで、さらに利益を生み出せるおすすめの仕組みです!
具体的なメリットをご紹介します。
電気代の節約になる
暗号資産型マイニングには倉庫いっぱいになるほどのコンピューターを必要とすることも珍しくないため、かかる電気代は莫大なものになります。
暗号資産型マイニングで儲けるためには、高性能なコンピューターを使うのが必須。
コストを考えると、いかに電気代を抑えるかも大きなポイントとなります。
そこで活用したいのが太陽光発電。
太陽光発電で発電した電力を売らずに、暗号資産型マイニングに回して自家消費する方法です。
電気代の節約になるだけでなく、自家消費で経費として計上することも可能となります。
太陽光発電投資よりも高リターンが期待できる
売電価格は毎年下がっており、売電による投資は長期間じっくり腰を据えて発電を行うことで大きな利益を生み出すことができます。
そのため、短期間で大きなリターンを生み出すような投資ではありません。
例えば100円分の電気は、売電しても100円にしかなりません。
しかし100円分の電気を使って暗号資産型マイニングを行い、成功して仮想通貨が発行されれば、レートによっては100円以上の価値になることも期待できます。
設備を即時償却できて節約効果アップ
企業が暗号資産型マイニングを行う場合、マイニングマシンなどの必要設備は「中小企業等経営強化法」を使って100%即時償却が可能です。
さらに、太陽光発電設備もあわせて設置した場合も即時償却できます。
ほかの事業で収益が上がった年に、暗号資産型マイニングと太陽光発電を導入すれば、非常に大きな節税効果が期待できます。
同じように太陽光発電設備を導入する場合でも、全量売電では即時償却できません。
暗号資産型マイニングで自家消費するからこそできる節税方法です。
太陽光発電の即時償却については「太陽光発電の即時償却はいつまで?減税可能な税制優遇制度も紹介!」もご覧ください。
さらに、福島県内の特定区域内で新規投資、雇用の創出などを目指す法人・個人事業主に対して、税制の優遇がされる制度が利用できることもあります。
詳しくは「ふくしま産業復興投資促進特区とは?2022年度の最新情報も解説!」をご覧ください。
太陽光発電と暗号資産型マイニングの注意点
太陽光発電と暗号資産型マイニングを組み合わせる場合の注意点について、詳しく見ていきましょう。
メリットとあわせて検討してください。
初期費用やランニングコストでマイナスになることも
個人で暗号資産型マイニングを行う場合には、仮想通貨を獲得できず赤字になるリスクがあることを考慮しておきましょう。
暗号資産型マイニングで成功するためには、少しでも性能の高いマイニングマシンを用意する必要があり、高性能なコンピューターがある事業者が有利になることも多くなっています。
事業開始時には、マイニングマシンの購入費用や太陽光発電設備の設置費用、ランニングコストなどがかさむため、注意しておく必要があります。
暗号資産型マイニングの収益は確定申告が必要
暗号資産型マイニングで収益を得たら、確定申告をしなければなりません。
仮想通貨は変動幅が大きく、価値が常に変動しますが、一般的には受け取った時点の評価額が基準となります。
そのため、暗号資産型マイニングで報酬を獲得した時点での、レートを記録しておくと良いでしょう。
太陽光発電と暗号資産型マイニングの導入方法
太陽光発電と暗号資産型マイニングを導入するには、どんな設備や手順が必要なのか確認していきます。
マイニングマシンを設置する
暗号資産型マイニングのためには、マイニングマシンが必要です。
逆に言ってしまうと、マイニングマシンだけ準備すれば誰でも始められるのが暗号資産型マイニングです。
マイニングマシンは、ネットショップやパソコンショップでも販売されているため、個人でも購入できます。
部品自体は一般的なパソコンに使われているものと同様で、知識があれば部品を組み立てて自分で作ることもできます。
マイニングマシンの価格はスペックによってさまざまで、高性能なマシンであれば50万円〜100万円以上かかる場合もあります。
小型ソーラーなどを設置する
マイニングマシンを、住宅用太陽光発電や小型ソーラーなどに接続します。
住宅用太陽光発電とは、住宅の屋根に太陽光パネルを設置するもので、発電した電力は住宅内の専用コンセントによってマイニングマシンに送られます。
購入や設置に関する相談や契約など、業者がサポートしてくれるというメリットがありますが、初期費用が100万円以上と高額になるというデメリットも。
初期費用をおさえたいなら、ベランダなどに設置できる小型ソーラーを使って小規模で暗号資産型マイニングを行うこともできます。
小型ソーラーは家電量販店などで販売されており、知識と部品があれば自作することも可能です。
小型ソーラーをベランダに置いて、暗号資産型マイニングすることを「ベランダマイニング」とも呼び、知識があってDIYに慣れている人なら初期費用をおさえられるでしょう。
ただし、作業中の感電事故などのリスクもあるため、注意が必要です。
太陽光発電と暗号資産型マイニングを組み合わせて節約し、リターンを増やそう
新規発行される仮想通貨を得ることができる暗号資産型マイニング。
誰でも参入でき、仮想通貨市場への期待の高さからも盛り上がりを見せている投資方法です。
暗号資産型マイニングは高性能コンピューターでの処理が必要で、電気代がとてもかかります。
この電気代コストをいかに下げるかが、暗号資産型マイニングで収益を上げるコツになります。
そこでおすすめなのが、太陽光発電と暗号資産型マイニングを組み合わせる方法。
もちろん太陽光発電は売電しても収益が出せますが、比較的ローリターンで、長期運用が必須です。
太陽光発電で生み出した電力を、暗号資産型マイニングに使うことで電気代を節約でき、得た仮想通貨を売ることで、売電収益以上のリターンが見込めます。
また、暗号資産型マイニング設備と、それに使う太陽光発電設備は100%即時償却が可能なので、高い節税効果が期待できるでしょう。
しかし、事業開始時は暗号資産型マイニングで得た収益よりも、マイニングマシンの購入など初期費用やランニングコストでマイナスになることも。
暗号資産型マイニングで収益が出たら確定申告をする必要もあるので、メリットと注意点をあわせて検討しましょう。
暗号資産型マイニングは、マイニングマシンと太陽光発電設備があれば導入できます。
太陽光発電投資や環境事業投資にご興味があれば、アースコムにお気軽にご相談ください。
アースコムではクオリティの高い品質にこだわり、安心して発電事業に取り組めるサポートを提供し続けます。