2023.04.06
ESG投資で注目される太陽光発電!SDGsとの関わりも解説
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
近年注目されている投資方法に「ESG投資」があります。
ESG投資のEは「Environment(環境)」の頭文字で、環境面に配慮した企業に対する投資のことを表しています。
太陽光発電は、このESG投資と親和性が高く、環境への配慮からSDGsとも深い関わりがあります。
今回は、太陽光発電とESG投資の関係性やSDGsとの関わりについてご紹介します。
目次
ESG投資とは?SDGsとの関係も解説
ESGとは「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字をとった言葉です。
各企業はこの社会課題に取り組むことが、持続可能な経営を行う上で非常に重要と考えるようになりました。
背景として、2006年に国連が「責任投資原則(PRI)」を掲げ、投資家がESGの観点から投資先を選ぶことが、持続可能な社会を実現するとの考えを発表したことがあげられます。
日本国内でも、公的年金基金であるGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)が、ESG投資を採用することになったことからも拡大しています。
投資家がESGの観点から投資先を選定するようになることで、企業側もESGの考えを経営の中に取り込むようになっています。
ESG投資とSDGsの関係は?
似たような言葉に「SDGs」があります。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとったもので、国連が2015年9月のサミットで採択した、持続可能な開発目標のことをいいます。
この目標の中には、17の大きな目標があり、環境問題や社会問題に関する目標が多く含まれているため、ESGの考え方と非常に近いものがあります。
そのため、企業がESGに取り組むことが、結果としてSDGsの目標を達成することにつながると考えられているのです。
ESG投資の種類やメリットについては、こちらのコラムで詳しく解説しています。
ESG投資と太陽光発電の相性が良い理由
ESGへの取り組みの一つとして太陽光発電の導入があげられます。
SDGsの目標の中でも、気候変動への対策が盛り込まれており、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの一つである二酸化炭素を排出しない、再生可能エネルギーの利用は重要な課題です。
太陽光発電を導入することで、企業が脱炭素社会を目指すことはESGへの取り組みとも重なります。
また、投資家もESGへの取り組みを積極的に行っている企業に対して、投資を行っていきたいと考えており、太陽光発電については、投資家がESG投資への取り組みと判断しやすいという部分もあるでしょう。
太陽光発電で得られるメリット
太陽光発電の導入ではESG投資のメリットやその他のメリットが得られる可能性があります。
いくつか紹介していきます。
ESGの取り組みとしての融資が受けやすい
環境省が2020年に実施した、金融機関に対してのESG融資に関するアンケート調査では、ESG融資の実績において、89%の金融機関が再生可能エネルギーへの融資を実施しているとの報告があります。
そのうちほとんどが事業用太陽光発電への融資となっていました。
このことからも、ESGの取り組みとして太陽光発電が認められやすい状況となっていることがわかります。
大手企業からパートナーとして求められるRE100への要望に答えられる
RE100とは、事業に必要なエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達することを目指す取り組みです。
加盟している企業は、大手企業が多く世界では401社、日本では78(2023年4月現在)の企業が参加しています。
条件が厳しく、加盟している企業は大手企業に限られていますが、加盟企業は取引先にもRE100の取り組みを求めるようになっています。
脱炭素社会への取り組みが強化されている現在では、大手企業以外にもRE100への取り組みが求められる傾向にあります。
太陽光発電を自社で消費することで、脱炭素と経費削減ができる
太陽光発電については、導入に対するコストが高く、中小企業にとっては導入のハードルが高いと思われがちです。
しかし、再生可能エネルギーの普及については国の後押しもありますので、条件が合えば補助を受けることも可能です。
自社で消費する自家消費型太陽光発電を導入すれば、電気料金を削減できるとともに、排出する二酸化炭素の削減もできRE100の取り組みへもつながります。
太陽光発電の仕組みについては、こちらのコラムで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
太陽光発電の仕組みを詳しく!直流の電気を交流に変換するパワコンの役割
ESG投資における太陽光発電導入の注意点
ESG投資の対象として、太陽光発電を導入する際にいくつか注意しておきたい点もあります。
次の点を確認しておきましょう。
ESG投資の対象となるとは限らない
単に太陽光発電を導入したからと言って、ESG投資の対象に選ばれるわけではありません。
ESG投資の対象企業となるには、太陽光発電などの環境面への取り組みとあわせて、Social(社会)の視点では、多様性やワークライフバランスなどの雇用面での取り組みや、Governance(企業統治)では、コンプライアンスの遵守などの取り組みも同時に行っていかなくてはなりません。
継続して取り組みを行うことが大切
ESG投資の対象にならなくても、太陽光発電の導入は、光熱費の削減や導入企業としてのイメージアップにつながるなど価値は多くあります。
太陽光発電の導入によるメリットを活かしながら、その他ESGに対する取り組みを継続することで、企業価値の向上に繋がります。
また、継続して取り組みを行うことで、投資家からもESG投資としての融資先と認知されていくこともあるでしょう。
太陽光発電の導入でESG投資への取り組みを行おう
現在注目が拡大しているESG投資において、太陽光発電の導入は非常に相性が良い取り組みです。
投資家や金融機関にとっても、再生可能エネルギーを利用できる太陽光発電はESG投資の一つとして認知され、融資や投資が受けやすい状況となっています。
大手企業がRE100と呼ばれる、再生可能エネルギーを積極的に使用する取り組みを強化している中、取引先にも同様の取り組みを求め始めています。
取引の拡大や投資先の一つとして選ばれるためにも、太陽光発電による再生可能エネルギーの活用は今後非常にメリットがある取り組みとなるといえるでしょう。
アースコムでは、環境や社会に優しく、事業としても収益を上げていく、太陽光発電投資・環境事業投資をサポートしています。
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