2023.01.08

SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」取り組み事例を紹介

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こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。

 

最近テレビCMや企業のホームページなどでほぼ毎日のように目にするようになってきたSDGs。

 

多くの企業や個人が環境に対する配慮に敏感になっています。

 

SDGsには17の目標がありますが、今回はその中の目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を中心に取り組み事例もあわせてご紹介します。

 

「そもそもSDGsって何?」ということについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」とは?

現在わたしたちを取り巻く環境は、紛争、感染症、気候変動などのさまざまな問題に直面しています。

 

そんな環境の中でも、安心して継続的に暮らせる状況にしていくため、国連では2030年までに達成すべき具体的な目標が立てられました。

 

それがSDGs「持続可能な開発目標」です。

 

SDGsとはどんな取り組み?

SDGs(Sustainable Development Goals)は、2015年9月の国連サミットで定められた、持続可能な開発目標のことをいいます。

 

SDGsは、17の目標と169のターゲットから構成されていて、人口増加や貧困の撤廃、教育や健康、気候変動への対策、平和やジェンダー平等など、さまざまな分野での改善を図ることを目標としている取り組みです。

 

SDGsの目標7の概要とは

SDGsにおける17の目標のうち、7番の目標はエネルギーに関する内容です。

 

すべての人が、電気やガスなどのより新しいエネルギーを安い値段で安定して使えることを目指す目標です。

 

世界ではまだ多くの人々が電気やガスなどを使用できず、環境を汚染する薪や炭を燃やす方法で調理をおこなっています。

 

このような状況を改善するため、石油や石炭などの限りある化石エネルギーから、再生可能なエネルギー(クリーンなエネルギー)に変えていく、そして誰もがこのクリーンなエネルギーを安定して使うことができる状況を、SDGsでは目指しています。

 

 

SDGs目標7エネルギーの現状や課題を知ろう

SDGsの目標7を達成するにあたって、現在世界のエネルギー状況はどのようになっているのでしょうか?

 

具体的な状況や課題点、解決策である「再生可能エネルギー」について確認していきましょう。

 

現在のエネルギー状況・課題点は?

​​国連広報センター持続可能な開発目標(SDGs)報告 2022によると、2020年の時点で、世界では約7億3,300万人が電気を利用できていない状況にいます。

さらに24億人が、薪や炭を燃やす非効率で環境を汚染する方法で調理をしています。

 

電気を使えない多くの人は農村部に暮らしており、夜に明かりを灯すことができず、勉強や仕事ができません。

 

この電気の代わりに使っている薪や炭、または石油などを使った化石エネルギーは、コストが安く安定的に供給することが可能です。

 

しかしながら環境に対しては負荷がかかり、汚染による健康被害だけでなく、二酸化炭素排出量の増加による地球温暖化の原因となっています。

 

そのため、まだまだクリーンなエネルギーは浸透していないというのが現状といえるでしょう。

 

二酸化炭素削減に関する取り組みについては、こちらのコラムを参考にどうぞ。

SDGsと二酸化炭素削減の関わりとは?現状や取り組み事例も紹介

 

目標7に対する課題点を解決する再生可能エネルギー

環境に対する負荷の多い化石燃料に代わって、現在求められているのが再生可能エネルギーです。

再生可能エネルギーとは、太陽光、水力、風力、バイオマス、地熱などを利用したエネルギーのことをいいます。

 

再生可能エネルギーは、文字通り資源を再生することが可能なエネルギーで、どれだけ使用しても無くなることはありません。

 

さらに、化石エネルギーのように二酸化炭素を排出することもないため、地球温暖化の改善にもつながるクリーンなエネルギーです。

 

地球環境の改善のためにも、再生可能エネルギーの普及が求められますが、2019年の実績では、エネルギー全体に占める再生可能エネルギーの割合はわずか17.7%にとどまっています。

 

SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を達成するためには、より積極的な取り組みが必要な状況です。

 

再生可能エネルギーの現状についてはこちらのコラムでも詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。

SDGsの目標7に関わる再生可能エネルギーの現状やこれからについて

 

 

SDGs目標7エネルギーへの取り組み事例とは?

SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の達成に向けて、積極的に取り組みをおこなっている企業や団体を紹介していきます。

ぜひ参考にしていただき、取り入れられることは実践していきましょう。

 

海外での取り組み事例

海外の取り組みとして、大企業である「Google」の事例をご紹介します。

 

Googleでは、2010年から再生可能エネルギーの購入を開始し、現在は消費エネルギーの100%を再生エネルギーで賄うことに成功しています。

 

2017年から使用エネルギーの100%を再生エネルギーを購入することで賄っており、現在60以上の再生可能エネルギープロジェクトから電力を供給する契約を結んでいます。

合計容量は7ギガワット以上となり、これはソーラーパネル2,000万枚分相当です。

 

さらに、2030年までの目標として、24時間365日カーボンフリーエネルギー(脱炭素)で運用するという計画を立てています。

 

日本での取り組み事例は?

日本でもさまざまなSDGsの取り組みがおこなわれています。

今回はその中の例を2つご紹介します。

 

電力会社での取り組み事例

電力の小売全面自由化となった現在では、電力会社の切り替えで二酸化炭素を減らすことも可能です。

 

例えば、このような取り組みがあります。

  • CO2ゼロの自然エネルギー100%のみ販売
  • 使えば使うほど自然エネルギーの発電所を増やす
  • 電気代の1%を社会貢献活動に寄付
  • 地球環境への貢献度を毎月料金明細書でお知らせ

 

電気代の1%を自然エネルギー発電所の新設に使用し、もう1%を社会貢献活動に寄付するなどの対応をおこなって、SDGs目標7の実現へ向けた取り組みを進めているようです。

 

住宅会社での取り組み事例

設計にクリーンなエネルギーを目指す対策を含む、住宅会社・リフォーム会社も増えています。

 

例えば、このような取り組みがあります。

  • ZEH住宅、LCCM住宅、省エネ住宅の普及
  • 日射取得をコントロールする設計
  • 建物の外通気工法や高効率エネルギー機器の利用
  • 太陽光発電により自然エネルギーを取り入れる設計
  • エネルギーを効率よくする設計

 

省エネ設計による住まいで暮らしを省エネ化し、大きな環境改善へつなげていこうという取り組みが多いです。

 

大学での取り組み事例

大学内に「キャンパス環境・省エネ委員会」を設置し、SDGs目標7に対する取り組みをおこなっている大学もあります。

 

例えば、このような取り組みがあります。

  • キャンパスの省エネルギー
  • 資源のリサイクル
  • キャンパスの環境整備
  • 上記項目の教職員・学生への啓蒙活動

 

具体的には、都市ガスによる高効率エンジンで冷暖房をするGHP(ガスヒートポンプ)エアコンの導入や、高効率の照明機器の採用による15%の省エネなど、多数の取り組みをおこなっているようです。

 

 

SDGs目標7のために個人的にできる取り組み事例を紹介

ここまで、SDGs目標7に関するさまざまな取り組みを確認してきましたが、わたしたち個人でもできる取り組みには、どんなものがあるでしょうか?

 

まとめて3つご紹介していきます。

  • 家の電力プランを見直してみる
  • 電気・エネルギーの無駄遣いを減らそう
  • 毎日の移動手段の見直し

 

家の電力プランを見直してみる

電力が自由化されたため、わたしたちは個人で電力会社を選択することができるようになりました。

 

電力会社によって、クリーンエネルギーを使った契約ができるところもありますので、ホームページなどを確認して、電力会社を切り替えるのも取り組みの1つです。

電力会社はホームページなどで簡単に簡単に替えられますので、一度検討してみましょう。

 

電気・エネルギーの無駄遣いを減らそう

こまめに電気を消す、コンセントを抜く、照明の照度の調整をしてみるなどの取り組みでも省エネが可能です。

 

さらに、古くなった電化製品は、新しい省エネタイプのものに買い換えると大きく消費電力が改善します。

 

毎日の移動手段の見直し

自動車で通勤している方は、公共交通機関を使ってみたり、距離が近いところであれば徒歩や自転車を使用してみるなども、環境に対して良い影響があります。

 

普段の買い物などについても、自動車以外の選択肢も検討してみましょう。

 

地球温暖化対策やわたしたちにできることは、こちらのコラムでも解説しています。

興味のある人はチェックしてみてくださいね。

SDGsにおける地球温暖化の対策は?現状や自分達にできることも解説

 

 

エネルギーに関する課題を理解して小さいことから始めてみよう

SDGs目標7のエネルギーに関する課題を解決するため、さまざまな国や、企業で取り組みを始めています。

 

またまだ世界には多くのクリーンなエネルギーが使用できない人たちが居ますが、多くの人がこのSDGsの取り組みを意識して行動することで、環境は改善していくでしょう。

 

わたしたちも、取り組みをおこなっている企業のサービスを意識して使ったり、普段の生活で、省エネの意識をすることで環境は少しずつ改善していきます。

 

まずは日々の生活の中でできるところから取り組みをしていきましょう。

 

アースコムでは、SDGsを意識した、環境や社会に優しい太陽光発電投資・環境事業をサポートしています。

 

ぜひお気軽にご相談ください!

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この記事を書いた人

堀口優人マーケティング部

広報担当として、太陽光発電所の物件情報、節税や償却などの専門知識を発信。より良いサービスを提供できるよう市場調査にも注力 している。

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