2023.12.15
田舎の土地活用方法とは?活用のメリットや事例も紹介
こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの堀口です。
現在使用していない田舎の土地がある場合、そのまま更地にしておくのはもったいないですよね。
何か良い活用方法があれば実践したいところです。
しかし、その土地の規制や地形の状況などで活用方法が限られる場合があります。
今回は、そんな田舎の土地を活用する方法やメリット、実際の活用事例を紹介していきます。
目次
田舎の土地を活用すべき理由
田舎に土地を所有していても、土地活用の方法がなかなか見つからず苦労している方も多いのではないでしょうか?
そもそも人口が少ない地域では、よく土地活用の方法として挙げられるアパート・マンション経営や駐車場経営などでは、なかなか利益を生み出すことができません。
税金対策にアパートやマンションを立てる方法もありますが、常に入居者がいる状況でないと、毎月の返済にあてられる家賃収入が見込めず、赤字を出し続けることになってしまいます。
年数とともに建物が古くなり、新規の入居者が見つからないといった悪循環になる可能性もあります。
また、土地や建物を所有していると、固定資産税がかかり続けます。
田舎の土地を生かした土地活用を行い、固定資産税を払える収入を確保した上で、さらに効率を上げて利益が出せる方法を見つけることが大切です。
活用するのが難しい田舎の土地とは?
田舎の土地は、マンション経営など集客の問題のほかにも、活用することが難しい場合があります。
法律による規制や地形の問題などです。
活用することが難しい理由について確認していきましょう。
整地や造成に費用がかかる
普段使われていない土地や、斜面に面していて角度ある場合など、整地や造成に多額の費用がかかる可能性があります。
元々木が生えていた場所で、大きく根が張っている場合や、水はけが悪い土地、小高い丘になっているなど、造成が必要だったり、埋め立てが必要だったりすると大きな費用がかかります。
法律による規制がある
市街化調整区域や農地の場合、規制により建物を建てることができない場合があります。
市街化調整区域とは、市街化を抑制し、無秩序な市街地の拡大を防ぐために作られた地域のことです。
そのため、市街化調整区域では、建物を建てる場合、建て方や建てられる規模に規制があります。
また、農地については、農地法の規制があるのも活用しにくい原因の一つ。
農地法は、農業生産の拡大を図り、食料の安定供給を確保することが目的となっているため、農地をほかの目的で使用するには制限があります。
農地をほかの用途に使用する場合は、農地の転用申請を行い許可を得なければなりません。
農地の中でも農業振興地域内にあったり、農用地区域内にあったりする場合には、許可は下りませんので注意が必要です。
農地の活用方法については、こちらのコラムでも詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
田舎の土地活用での成功事例をご紹介!
規制や立地によって活用が難しい田舎の土地ですが、土地活用によって成功している事例もあります。
いくつか成功事例を紹介していきましょう。
駐車場経営
人口が少ない田舎では、駐車場経営は難しく感じると思いますが、近くに大規模な工場がある、または、観光地の近くにある場合などは、駐車場経営も視野に入れることができます。
駐車場は、建物を建てることが難しい市街化調整区域でも対応が可能です。
駐車場には、月単位で貸す「月極駐車場」と時間貸しの「コインパーキング」があります。
工場が近いなどのビジネス利用が多いことが想定される場合は月極駐車場、観光地が近い場合は時間貸しのコインパーキングにするのが良いでしょう。
コインパーキングの場合、ロック板や精算機などを自分で用意すると初期費用が多くかかります。
駐車場経営会社に土地を貸して運用してもらう「土地貸し方式」もありますので、あわせて検討してみると良いでしょう。
駐車場経営についてはこちらのコラムもあわせてご覧ください。
駐車場経営への投資のメリットデメリット、成功のポイントを紹介!
コインランドリー経営
最近のコインランドリーは、毛布や布団などの大物が洗濯できるところが人気です。
田舎など車社会であれば、布団を車で運ぶため、駐車場があるコインランドリーでの集客が見込めます。
設備投資はかかりますが、無人で対応できるなど運営コストが比較的安い点もメリットといえるでしょう。
コインランドリー投資については、こちらのコラムでも解説しています。
コインパーキング投資のメリットやリスク、成功させるポイントとは
太陽光発電
太陽光発電の場合、集客の心配はいりません。
田舎の広い土地で日当たりが良い場合は、太陽光発電のメリットが活かせます。
また、太陽光発電は、山の斜面など傾斜がある土地でも、日が当たれば活用できるメリットがあります。
平地ではなく、駐車場や建物を建てるのが難しい土地でも活用ができるのです。
農地転用ができない場合でも、農業を行いながら、2m以上の支柱を立てソーラーパネルを設置して、農業と太陽光発電を同時に行う、ソーラーシェアリングといわれる方式も近年拡大しています。
アースコムでは、農地を活用した太陽光発電のサポートも行なっています。
お気軽にご相談ください。
また、太陽光発電の節税対策については以下のコラムもご覧ください。
【まとめ】太陽光発電でできる節税対策とは?メリットや節税対策を振り返ろう
介護施設(老人ホーム・サ高住宅経営)
高齢化が進む田舎の土地活用としては、老人ホームなどの経営や、サ高住と呼ばれる、サービス付きの高齢者住宅の経営といった選択肢もあります。
サ高住経営用に新築の住宅を作ったり、改修をする場合は、国から建設費の補助を受けられる可能性があります。
経営までは難しいと考える場合は、介護事業者へ賃貸する方法も。
少子高齢化が進む現代では、今後拡大していく土地の活用方法といえるでしょう。
市民農園
農地の場合、活用方法として市民農園や貸し農園としての運営が可能です。
自身で運営するほか、民間企業に委託する方法もあります。
農地のまま活用できるので、建物を建てたり、地目変更の手続きをしたりする必要がなく、初期費用もほとんどかからないのがメリットです。
農地をそのまま市民に貸し出す貸付方式も選択できますが、要件がありますので確認が必要です。
農地活用については、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
農地活用ビジネスを詳しく!始める方法やビジネスモデルを知って検討を
田舎の土地活用は、状況に応じて最善の方法を選択しよう
人口が少なく、規制があったり整地が必要だったり、田舎の土地の活用に困っている場合でも、状況に応じて複数の選択肢があります。
近くに観光地や大規模な工場があれば、駐車場経営。
農地や斜面などでも対応できる太陽光発電や、高齢者が多い地域であればサ高住の経営など、さまざまな選択肢があります。
土地をうまく活用できれば固定資産税の確保だけでなく、利益を上げることも可能です。
ご自身のお持ちの土地の広さや、立地、農地転用できる場所か、市街化調整区域かなど状況に応じて、ベストな活用方法を選択しましょう。
アースコムでは、太陽光発電を通して、土地の有効活用をサポートしています。
お気軽にご相談ください。